ムルソーと言えば、ブルゴーニュの白ワインの中でも、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツなどの香りからふくよかな厚みまで、すべてを反映した見事な1本。
樹齢50年の古樹で、石灰質土壌のLe Meurgers(レ・ミュルジェ)とLes Forges(レ・フォルジュ)のクリマのブドウを使用。
新樽比率は25%。
フォアグラや白身のお肉料理と是非!!
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ブセイ・ローラン / Boussey Laurent
コシュ・デュリの元で修業を重ねたローラン氏が新たにスタートさせたワイナリー。
モンテリー村で5世代続く家族経営の蔵元で、父ドニ氏が基盤を築きます。
現当主ローラン・ブセイ氏は、タヴァイ村にある醸造専門高校を卒業後に、父やコシュ・デュリの元で修行します。
2003年に妻のカレンと共に現在のドメーヌを設立。
2015年10月までに、モンテリー、サヴィニー・レ・ボーヌ、ヴォルネイ、ポマール、ムルソーやピュリニー・モンラッシェ、そしてアロース・コルトンなどの計15ha 24のアペラシオンを持っています。
土壌とブドウの樹に敬意をはらい、ブドウ栽培とワインの醸造を行います。
リュット・レゾネ栽培で、農耕全体に関しては、自然環境に配慮し、テロワールと生産物を尊重し、理論に基づいたブドウ栽培を実現。
ブドウの収量を制限し、果実の品質を良くする為に、滴芽やは芽かきは丁寧に手作業で行います。
白ワイン醸造は、まずシャルドネを穏やかにプレスし、ブルゴーニュのグラン・ヴァンの要素である、果実味があり繊細なワインに仕上げる為、澱下げして数日間低温発酵を行います。
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12ヶ月間樽熟成し、新樽比率は10~50%。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ムルソー / Meursault
コート・ド・ボーヌ最大の白ワインの銘醸地。 存在感のあるロースト・ナッツのような芳醇な香りとなめらかな味わいの白ワイン。
コート・ド・ボーヌ最大の産地であり、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェと合わせて、ブルゴーニュ3大白ワインの銘醸地です。
リッチな白ワインと言えばムルソーです。
コート・ドール全域で現在の基礎を築いたシトー派の出発点はこのムルソー村と言われています。斜面の母岩は泥灰石灰岩か白雲岩で、泥土質と粘土質土壌がその上に重なります。斜面頂上部は石灰岩が硬すぎてぶどうは栽培されていません。
プルミエ・クリュは標高240~265mの中腹が栽培地域で、集落の北側(ヴォルネイ村側)の斜面は南東向き。南側(ピュリニー・モンラッシェ側)の斜面は東向きになります。
最北部では赤ワインもわずか数パーセント生産しています。