ヴージュレ / ボンヌ・マール　グラン・クリュ

ヴージュレ / Vougeraie

ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年３つ星に昇格。ヴージョを中心に37のアペラシオンから、芳醇で豊かな逸品を生み出す銘醸ドメーヌ。

ブルゴーニュを代表するネゴシアンのボワゼ・ファミリーが所有するドメーヌです。
ヴージョ村を中心に44haの畑を持ち、ドメーヌの看板となるクロ・ド・ヴージョのほか、ミュジニー、モノポールのクロ・ブラン・ド・ヴージョなど約37のアペラシオンでワインを生産しています。
数々の銘醸地を保有しながらも一貫したクオリティのワインを手掛けており、42カ国、230軒を超えるインポーターなどに販売されている人気のドメーヌです。

ぶどうは全て手摘みで、実が潰れないように25kg入の小容器で運びます。20人の目と手で選果され、各区画の収穫量の想定にあわせた32基の木製大樽にて発酵させます。
破砕せず全て天然酵母を使用、個性を活かすため、澱引きや清澄はせずに、軽い濾過のみで瓶詰めされます。

2001年より有機農法の認定を受け、新たに取得した畑以外はビオディナミ農法を導入しています。
ビオディナミ農法の処置として使うハーブのラベンダーやレモングラス、ミントなど12種類の花を自社農園にて栽培しています。
その影響なのか、手掛けるワインはどれも芳醇で豊かな逸品が揃っています。

2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ？低温と高温な1年

温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。

シャンボール・ミュジニー / Chambolle Musigny

コート・ド・ニュイで最も繊細でエレガントな赤ワインの産地。

人口わずか300人あまりの小さな集落の背後に石灰岩が剥き出しになった白く切り立った背斜谷が目立ち、北は男性的、南は女性的など、同じ村の中でワインの味わいにしっかり違いが出る地域でもあります。
栽培地域の標高は250～350m、南北の両端にグラン・クリュが広がるエリアで、プルミエ・クリュは2つのグラン・クリュに挟まえた斜面の中央部、コミュナルは丘陵下部と、丘陵上部の険しい斜面に広がります。

土壌は背斜谷で形成された石灰岩の上に、蓄積物として小石や粘土とロームで表土が出来ています。
プルミエ・クリュのグリュアンシェールあたりを境で、北部は粘土質が多く、南部は砂利が多くなります。