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ヴァンサン・レディ / Vincent Ledy
ニュイ・サン・ジョルジュの地でゼロからスタートした、センスが光るナチュラル志向の若き生産者。
2007年にニュイ・サン・ジョルジュを拠点に設立したドメーヌ。
家系より相続した、レ・ポン・サン・ジョルジュ以外は、少しずつ畑を買い足していきます。
知名度や格付けをもつ著名なアペラシオンにはこだわらず、樹齢や土地の向きなど畑の持つポテンシャルを大事に選定しています。
ワイン専門誌「ベタンヌ・デソーヴ」2019年度版では、年間最優秀発見生産者に選ばれるなど、年々フランス国内での人気が高まっています。
日本ではまだ認知度は高くないですが、将来が楽しみな生産者です。平均樹齢40年以上の畑では2013年より有機栽培を実施し、自然と収量を制限することに注力しています。
2021年には認証を取得し、伝統手法を大切にしながらも‘’自然‘’を基本とし、テロワールを最大限に引き出しています。
使用する樽はすべて古樽で、同じニュイ・サン・ジョルジュのスター生産者のドメーヌ・レシュノーで修行を積んでいた縁から、レシュノーで数年使用した樽を譲り受けています。
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滓引きは行わずシュール・リー熟成、清澄やろ過も行わずSO2も極力抑えた状態で瓶詰めするなど、テロワールとヴィンテージの特徴を反映させたピュアなワイン造りを行っています。
- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
サヴィニー・レ・ボーヌ / Savigny les Beaune
長熟としなやかな赤ワインを生み出す産地
コート・ドールでは珍しい東向きに大きく開けた半円形の土地で、左岸は南東から真南、右岸は北東から東向きの扇状地の両斜面に畑があります。
また幹線道路の国道から集落が東に離れています。斜面の母岩は下部が石灰岩、上部が泥灰岩で構成されており、石灰質による沖積土砂利が多く、扇状地は水はけに優れています。
生産量のほとんどが赤ワインで、斜面のワインは長熟で、他は優しくなめらかな味わいのワインが生まれます。