サヴィニ・レ・ボーヌの畑 Les Pimentiers、 les Vermots、Ez Connardisesの3つの区画のぶどうをブレンド。
畑は有機栽培でぶどうの平均樹齢80年以上。
収量は1haあたり50hlにし、新樽率40%、アリエ産のオーク樽にて14~16ヶ月熟成させます。
さらにINOXタンクでアッサンブラージュ、再度3か月間樽熟成後に瓶詰めされます。
生産者がもっとも古くから所有している畑で、ワイン名の一部「カボット(この畑の脇にある石造りの休憩小屋」)は、設立当初からの思い出の場所としてスタッフ達が敬愛していることからこの名がつきました。
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フレデリック・フェリ / Frederic Fery
2018年から海外へ販売。まだまだ新しいオーガニック栽培とシンプルなラベルが目をひくドメーヌ。
1941年からワイン造りを行っていましたが、その当時は収穫した葡萄の桶売りが中心で、自社詰めワインは全体の3割程度でした。
その後1988年から本格的にドメーヌ業をスタートさせます。
2代目当主ジャン・フェリ氏の「フィネス(品格)を感じるワイン造りを追求したい」という考えから2008年以降オーガニック栽培に着手します。
更に3年ほどかけて畑全体に広げ、2011年からは殆どの自社畑でオーガニック栽培を実現させました。「フィネスを大事にするワイン造り。
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それを行う上で最も大事なのは収穫した葡萄の選果台での選別にある」と醸造責任者のロランス氏は語ります。
選別された良質な葡萄は100%除梗され、自然酵母を用いて発酵させます。
村名格以上のワインについての赤白共に熟成にはミディアムローストしたアリエ産のオークを使用します。
- Vintage 2018
2018年は、暑く乾燥した夏、豊作なヴィンテージ
ここ数年の自然環境の変化で苦しんいましたが、2018年は冬の雨は多かったものの、乾燥した夏で、日照にも恵まれ、ぶどうは成熟し、甘味を感じるほど果実味とボリュームの大きなワインが出来ています。
サヴィニー・レ・ボーヌ / Savigny les Beaune
長熟としなやかな赤ワインを生み出す産地
コート・ドールでは珍しい東向きに大きく開けた半円形の土地で、左岸は南東から真南、右岸は北東から東向きの扇状地の両斜面に畑があります。
また幹線道路の国道から集落が東に離れています。斜面の母岩は下部が石灰岩、上部が泥灰岩で構成されており、石灰質による沖積土砂利が多く、扇状地は水はけに優れています。
生産量のほとんどが赤ワインで、斜面のワインは長熟で、他は優しくなめらかな味わいのワインが生まれます。