ピィの丘の頂上は352mにあり、南から南西に面する斜面。
特に火山岩が多く、マンガンと鉄を多く含んだ力強く高品質のブドウを産する土壌です。
モメサンでは、4つの区画の果実を個別に醸造していますています。
9月3日に収穫、80%のブドウを除梗し破砕せずにコンクリートタンクに入れて、約18日かけてアルコール発酵を行います。
期間中にタンクの中のワインの状況を見ながらピジャージュ、ルモンタージュを数回行います。
発酵後は20%のワインをオーク樽で熟成。深みのある赤色と黒い果実とトースト香のアロマ。
濃縮したタンニンを感じられ、力強くも丸みのある味わい。
モルゴンらしい骨格のある10年以上熟成できる1本です。
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モメサン / Mommessin
世界71各国で愛飲されている1世紀を超える老舗ドメーヌ。
1865年創業の老舗ドメーヌ&ネゴシアン。
ブルゴーニュワインの中には、クロ・ド・タールなど単独所有者も持っている歴史ある造り手です。
モメサンはブドウ栽培とワイン醸造の両方に責任を持つ者「Viniculteur(ヴィニキュルター)」というポジションがあります。
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両方に責任を持つことで、栽培と醸造の両面を熟知するため、ワインのスタイルを決定する重要な役割を果たしています。
独自の方針で生産するクロ・ド・タールと農家と長期契約を結び、信頼関係を構築しながら生産するボージョレワインなど、様々なワインを造っています。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
クリュ・デュ・ボージョレ / Cru du Beaujolais
ボージョレの中でも村名が名のれる特別な10のクリュ。非常に品質の高いヌーヴォーとは一線を画すボージョレワイン
マコネ地区のすぐ南にある、ボージョレの中でも特別な区画がクリュ・デュ・ボージョレです。
コート・ドールのワインと同じように、ガメイ単一で土地と区画の個性を表現できる10のクリュは、ボージョレ・ヌーボーとは全く違うボージョレです。
【サンタムール / Saint Amour】
ボージョレA.O.C96村のうち、クリュ・ボージョレは優れた生産地として、1つの村が単独で名乗れるA.O.Cで、最北にあります。
サン・ヴェランなどが近い為、土壌も石灰岩もありミネラルとフルーティさを併せ持つ早くから楽しめるワインです。
【ジュリエナス / Julienas】
クリュ・ボージョレの中でも知名度が高く、2つの県と4つの集落から形成されてます。たくましくボリューム感のあるワインが生まれます。
【シェナス / Chenas】
クリュ・ボージョレ中で最小で、非常に質の高いワインが生まれるが、あまり知名度が無く、隣のムーラン・ア・ヴァンとして販売されることがあります。
【ムーラン・ア・ヴァン / Moulin a Vent】
クリュ・ボージョレの中で、もっとも有名であり、豊富なタンニンで力強く長期熟成させることができるワインが生まれます。
【フルーリー / Fleurie】
尾根の重なりを背にして、標高220~430mになるぶどう畑はクリュ・ボージョレの中で、最も上品でアロマの豊かなワインが生まれます。
【シルーブル / Chiroubles】
標高350m~400mの標高で南向きを中心とした畑は急な斜面に広がっています。
非常にやさしいタンニンで口当たりが軽くフローラルで、クリュ・ボージョレの中でも最も女性的な印象のワインが生まれます。
【モルゴン / Morgon】
非常にコクがあり、しっかりしたワインが造られます。
土壌の地質が複雑で、明らかに他のクリュ・ボージョレとは違う香りや味わいがテロワールの違いで特徴的になります。
骨格のあるしっかりしたワインが産出されています。
【レニエ / Regnie】
1988年に認定されてクリュ・ボージョレで最も新しく、標高差300mある畑から生み出されます。
【コート・ド・ブルイィ / Cote de Brouilly】
ぐるりとぶどう畑に囲まれた、ブルイイの丘は484mの標高があり、非常にミネラル豊かなワインが生まれます。
【ブルイィ / Brouilly】
クリュ・ボージョレの中で最も南にあり、栽培面積、生産量も最大です。