他のサヴィニーとはまるで違う秀逸な仕上がり
濃い色合いに、木樽熟成からくる果実の官能的な香りと、凝縮感ある味わい。
そこに豊かな酸味が溶け込み絶妙な旨味が楽しめます。
ドミニク・ローラン / Dominique Laurent
ドメーヌ・ローランがギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年1つ星に昇格。50年以上の古樹にこだわるワインメーカー。
本格的にネゴシアン業をスタートさせたのは、1989年。
2006年からは息子ジャンも一緒に働きはじめて、現在はワイン造りを担当しながら、継承しています。オーク樽の中でも最高級のトロンセの森のオーク樽を使用しています。
以前は新樽200%と言っていましたが、現在はそこにこだわらず、ワインのポテンシャルに応じて、2年目は古樽に移し変えるなど、柔軟に対応しています。樹齢50年以上の古木にこだわり、全て手摘みとこだわりの樽。
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全房発酵とノンフィルター&コラージュ無し、可能な限り人が手を加えずワインを造っています。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
サヴィニー・レ・ボーヌ / Savigny les Beaune
長熟としなやかな赤ワインを生み出す産地
コート・ドールでは珍しい東向きに大きく開けた半円形の土地で、左岸は南東から真南、右岸は北東から東向きの扇状地の両斜面に畑があります。
また幹線道路の国道から集落が東に離れています。斜面の母岩は下部が石灰岩、上部が泥灰岩で構成されており、石灰質による沖積土砂利が多く、扇状地は水はけに優れています。
生産量のほとんどが赤ワインで、斜面のワインは長熟で、他は優しくなめらかな味わいのワインが生まれます。