エティエンヌ・ソゼ / Etienne Sauzet
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年3星に昇格。入手困難を極める、ピュリニー・モンラッシェでもっとも尊敬を集める造り手。
初代エティエンヌは親から継承したわずかな畑をもとにドメーヌを設立、1950年頃には12haの規模にまで拡大。
ピュリニー・モンラッシェで名門ルフレーヴと並び、確固たる地位を築いていたエティエンヌでしたが、惜しまれながらも1975年に他界。
ひとり娘はボワイヨ家に嫁いだ為に、孫娘のジャニーヌと夫のジェラール・ブートがドメーヌを引継ぎました。
しかし、ぶどう畑はジャニーヌの母でありエティエンヌの娘であるマダム・ボワイヨ所有のため、相続問題でエティエンヌ・ソゼの畑は9haにまで縮小。
ただでさえ人気のドメーヌ、畑の減少と重なり供給量が不足し、1991年からは買いぶどうでワインを造る道を選択しました。これはあくまでも畑が減少する前からの顧客のために行っていることで、品質のためにもこれ以上買いぶどうによる生産を増やすつもりはない、と言う徹底ぶりです。
しかも、ドメーヌもの、ネゴシアンものと分けるのではなく、自前のブドウの不足分を、買いブドウで補うスタイルをとっています。
つまり完全に「ドメーヌ」の看板を下ろすという潔い道を選び、こうしてドメーヌ・エティエンヌ・ソゼは、現在の「エティエンヌ・ソゼ」という名になっています。2000年からはジャニーヌの娘エミリーが参画し、新たな世代にバトンタッチ、ピュア、力強さ、エレガントを目指すワイン造りを行っています。
ブドウ栽培は5年前からビオディナミを実施。
収穫したブドウは除梗せずに空気式圧搾機でプレスし、果汁を24時間冷却、小樽に移してアルコール発酵します。熟成期間はブルゴーニュ・ブランで10ヶ月、村名で12ヶ月、1級と特級が18ヶ月。
新樽率は村名20%、1級25~40%、特級45%で熟成します。
熟成中は試飲を繰り返し、必要に応じてバトナージュが行われます。
樽熟成後はステンレスタンクに移し、さらに細かな澱とともに6ヶ月熟成させ、清澄とろ過をともに軽くかけて瓶詰めします。生産量が減り、日本でも価格が高騰しているドメーヌです。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ボーヌ / Beaune
多くのネゴシアンの拠点であり、世界へワインを輸出するコート・ドール最大の産地 やわらかで親しみやすい女性的なワインが生まれます。
ブルゴーニュ・ワインの首都であり、都市化進み栽培地は平地ではなく斜面(標高220~300m)のほとんどがプルミエクリュで、全体の75%、赤ワインは全体の80%以上にあたります。
斜面上部は斜面が急で表土も薄く、斜面下方は石灰岩由来の鉄分を含む泥灰質です。


