マールとは
ブランデーの一種であるマールは、ワインの製造工程で残ったブドウの果皮や種などの「しぼりかす」を再発酵させた後に蒸留して造られている’’蒸留酒’’です。
フランスではブルゴーニュやシャンパーニュなど10以上の産地にAOCがあり、ワイン同様厳しい品質基準も設けられています。
ブドウのしぼりかすで造られていることから、ブドウ本来の強い芳醇な風味が特徴的で上品な甘みも感じられ、食後酒としても楽しめます。
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエの手掛けるマールはファン垂涎の貴重な1本です。
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コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ / Comte Georges de Vogue
ミュジニーの7割を所有、シャンボール・ミュジニーで最も敬意を集める造り手。
ドメーヌの歴史は1450年までさかのぼり、ドメーヌの現代史と現行ラベルは1925年に家督を継いだジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵に始まります。
1987年伯爵の逝去後は、一人娘のエリザベート・ド・ラドゥセット男爵夫人が18代目を務めています。ドメーヌの評価は1970年代低迷したこともあったが、1987年に当主交替の際にスタッフを一新し、かつての栄光を取り戻しました。
エリック・ブルギニヨン氏(葡萄栽培)、フランソワ・ミエ(醸造所)、ジャン=リュック=ペパン(販売・マーケティング)の三頭政治。
栽培はほとんど有機栽培、除草剤は2000年より全面廃止、醸造はその年の作柄にあわせた技法を用いながら行ないます。
醗酵前の低温浸漬を好むのは、グリセロールの品質が向上するからだそうです。その後の醗酵温度は決して32~33℃を超えずに行い、新樽率も少なく、ACシャンボールで15%、特級で35%ですが、少し多めにすることもあるそうです。
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