クロ・ヴージョの下にある畑とモレ・サン・ドニにある畑のブドウから造られる1本。
新樽を使わず、2年使用の古樽を使用。
ロベール・グロフィエ / Robert Groffier Pere & Fils
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年2つ星生産者。レ・ザムルーズ最大の生産者。
ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌですが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在です。
しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者。世界恐慌から間もない1933年、ロベールの父ジュールが設立し、1973年から息子のロベールが元詰めを始めました。
現在は、蔵はロベールの息子のセルジュと孫のニコラが運営しています。ブドウの仕立てはブルゴーニュで主流のギュイヨではなくコルドン・ド・ロワイヤを採用。
収量を抑えやすいことに加え、新梢を扇形に広げることで風通しをよくする効果があるそうです。現在はボーヌの醸造学校で学んだ、ロベールの孫のニコラが、母親と妻のサポートを受けながら栽培と醸造の指揮を行います。
除梗に関してはヴィンテージに応じ、2007年、2009年は完全除梗。2008年、2010年は3分の1が全房。2011年は40%を全房にしました。現在はアイテムによっても割合を変えています。
1984年までは100%無除梗で、それから後、1990年代は完全除梗だったそうです。
8~9℃で10日間ほどの低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。新樽率は村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40~50%、ボンヌ・マールで50~60%に留め、12~13ヶ月間の樽熟成を施します。
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製樽会社はレモンとフランソワ・フレールを使用しています。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。