“Don't Think. Feel”ブルゴーニュワインを感じるセットワイン
ブルゴーニュワインはほとんどが、白ワインはシャルドネ種、赤ワインはピノ・ノワール種のぶどうから造られています。
そのぶどうをわかりやすく飲んでもらえるワインを選びました。
フランス・ブルゴーニュワインは値段が高くて、難しいと思われている方。まずはこのセットでブルゴーニュワインを感じてください。辛口と言えば“シャブリ” 樽熟成しない、ステンレスタンクで造られるピュアなシャブリをご用意しました。
ブルゴーニュの白ワインは主にシャルドネ種です。
辛口ですが、樽の香ばしいニュアンス、ふくよかな味わい。シャブリとは違う味わいを感じてください。
赤ワインはピノ・ノワール種らしい、ベリーや赤い果実、シナモンや少しスパイスなども感じて頂けるワインです。和食・中華など多種多様な家庭料理と楽しめます。
白ワインは冷やして、赤ワインも夏場は少し冷やしても大丈夫。
“Don't Think. Feel”難しく考えず、料理と、一緒に飲む方と楽しく飲めるブルゴーニュワインのセットです。
ピス・ルー / Pisse Loup
地質学者の父から引き継いだ2代目’’自然派シャブリ’’の当主。
地質学者の前当主である父ジャック・ユゴー氏が2020年に引退し、長男ロミュアルド氏が当主になりました。
父の思想を受け継ぎ、自然農法でのワイン造りを行います。ドメーヌはシャブリ地区の北西にあるベイネ村にあり、14haの畑と樹齢40年以上のぶどうから造ります。
樽を使わないシャブリの味わいを大切にする造り方で、人の手をできるだけ加えず自然発酵に任せます。アルコール発酵の期間を短く、マロラクティック発酵に数ヶ月と時間を掛けて、ぶどうがワインに変わる変化を見守りながら造っていきます。
生産者ページはこちらシャルトロン・エ・トレビュシェ / Chartron et Trebuchet
樽職人からドメーヌへ。ピュリニー・モンラッシェのドメーヌ。
樽職人だった初代デュパール氏が1859年にスタートさせたドメーヌ。
デュパール氏はピュリニー村の村長も行い、村名を「ピュリニー」から「ピュリニー・モンラッシェ」に変更した人です。現当主は5代目、ジャン・ミッシェル氏。
以前は、ネゴシアン「シャルトロン・トレブシェ」を経営していましたが売却し、現在はドメーヌ業に専念しています。2006年にミッシェル氏は、6つのAOC、5ha分の畑を追加購入し、現在では16AOC、13haを所有しています。
大部分はビオロジック農法を導入しすべて手摘みで行われます。樽にもこだわり、白赤ともに有名な産地であるアリエ産とヴォージュ産のオーク樽材を使用。
生産者ページはこちら
赤ワインは新樽率10~40%で、熟成は8~12ヶ月、白ワインは新樽率10~60%で、熟成は12~18ヶ月にもなります。ジョセフ・ユジェンヌ・メリン(モーリス・ガヴィネ) / Joseph Eugene Meline(Maurice Gavignet)
ニュイ・サン・ジョルジュで4世代続く伝統あるドメーヌ。
1920年、当時ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの栽培長であったオノレ・ガヴィネによって創設。
父から引き継いだモーリス・ガヴィネの代にドメーヌの拡大が進行していきます。
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。
白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
シャブリ村
パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、
スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。
シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。
ケルト語のカブ(家々)とレヤ(森のそば)から“森の近くにある小さな集落”と言う意味もちます。
春先の遅霜や北からの寒波により生産量が一定しない年もあります。
辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、
チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。
不滅の名声を得た地域です。
シャブリはグラン・クリュ、プルミエ・クリュ、シャブリと1944年に追加認定されたプティ・シャブリ(こちらはチトヌス階)があります。
シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。
ブルゴーニュAOC広域
フランスのワイン法で定められた“ブルゴーニュ地域”で生産されたワインで、格付けやクリマ・村名などの規格には合わないが、ブルゴーニュワインとしては規格が通るワインに与えられる広域の名称です。
南は採石場が多く、北のコミューンの方が造られています。