デュジャックが、2005年にヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユと共同でドメーヌ・トマ・モワイヤールを買収。 それにより手に入れたヴォーヌ・ロマネでも最高の1級畑と謳われるマルコンソール。 元は1つ畑。生産者によって変わったマルコンソールの同2020年ヴィンテージを飲み比べにしました!
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共同買収した1級畑オー・マルコンソール飲み比べ2020年セット内容
デュジャック / ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・マルコンソール2020年 ×1本
ド・モンティーユ / ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・マルコンソール2020年 ×1本
デュジャック / Dujac
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年で3つ星に昇格。今や稀少生産者のひとつ。進化し続けるモレ・サン・ドニを代表する大ドメーヌ。。
モレ・サン・ドニと言えば“デュジャック”が必ず出てくる生産者ですが、その歴史はまだ半世紀あまり。
創設者のベルギー出身ジャック・セイスは、設立前に2年ほどブルゴーニュで過ごし、
ジェラール・ポテルの元、ドメーヌ・プス・ドールでワイン造りを学びました。その間に、DRCのオベール・ド・ヴィレーヌやアルマン・ルソーのシャルル・ルソーたちと親交を深め、
1968年に4.5haの畑を買取、自らの名前ジャックをもじって、ドメーヌをスタートさせます。現在、息子のジュレミーとアレックがそれぞれ醸造と販売を担当し、実質ドメーヌを引き継いでいます。
2000年に息子ジュレミーが父のサポートのもとで、ネゴシアンビジネスをスタート。
“デュジャク・フィス・エ・ペール” フェス・エ・ペールは子父の意味。
通常逆のペール・エ・フィスが多いが、デュジャックのネゴシアン業は息子が中心の為、逆になっています。2005年にヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユと共同でトマ・モワイヤールを買収。
さらにシャンベルタンやロマネ・サン・ヴィヴァンなどが増えて、グラン・クリュだけで7つ持っています。
ボンヌ・マールやヴォーヌ・ロマネ1級のボーモンは面積を増やしつつ、最高峰の1級マルコンソールも新たに1.57haという
広い面積も所有しています。栽培では1987年からリュット・レゾネをとり、2001年からは徐々にビオロジックへと移行。現在はビオディナミ農法を大半の畑で採用している。
コート・ド・ニュイでは珍しい白ワインの造り手でもあり、モレ・サン・ドニ・ブランや1級モン・リュイザンも2000年からリリースしています。
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ジャック時代は、完全無除梗による全房醸造で、梗が色素を吸収するため比較的淡い色合いでしたが、
ジュレミーになってからはヴィンテージによって除梗率を柔軟に変更し、以前より色合いはしっかり、香りと果実味はそのまま充実したワインが生まれています。ド・モンティーユ / de Montille
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年で最上4つ星に昇格。ヴォルネイの古典銘醸家から拡大した大ドメーヌ。
古典的ワインの銘醸ドメーヌとして名が知られていますが、先代のユベールは弁護士が本業で1947年相続時にはぶどう畑3haのみでした。
息子エティエンヌとともに拡張し、会計士だったエティエンヌも2001年にブルゴーニュに戻り、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの経営に就くと同時に、ドメーヌ・ド・モンティーユの当主になっています。
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ぶどう栽培もビオロジックへと転換し、父から子へと継承が進んでいます。
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。
5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきました。
白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。