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メゾン・パトリス・リオン / Maison Patrice Rion
弟にドメーヌを。自ら独立したネゴシアン・ヴィニフィカトール。
ヴィニフィカトールという立ち位置にて、自らの畑と同様のクオリティーを確保する為に、契約農家に対して栽培の指導や、ヴァンダンジュを行う日の指定まどを厳格に管理されたぶどうを買付けて行います。ドメーヌ・ダニエル・リオンの長男として生まれたパトリスはドメーヌを弟に譲り、独立しています。
畑仕事は女性陣が担当し、女性ならではの細やかな配慮と世話でブドウを栽培しています。栽培はリュット・レゾネで行われ,全ての畑で耕耘も行なっています。
収量制限は,主に摘芽とグリーン・ハーヴェストによって厳格に管理し,除葉は行わない方針を取っています。収穫は全て手摘み、醸造は厳格にブドウを選別した後,低温マセレーションを実施。100%除梗の後,オープン・トップのステンレス・タンクで、無補糖で自然酵母のみで発酵。
ピジャージュとルモンタージュは1日1回おこない、発酵期間は12~15日間です。その後、アリエ産のミディアリエ産のミディアム・ローストのバリックでマロラクティック発酵とシュール・リーの状態で熟成を行ないます。
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グラン・クリュとプルミエ・クリュ、村名ワインは全て新樽比率40%。熟成中の澱引きは1回のみで、18ヶ月の熟成後、アッサンブラージュを行い、無清澄、無濾過で瓶詰めされます。
- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
ニュイ・サン・ジョルジュ / Nuits Saint Georges
コート・ド・ニュイ地区の最大の街.
コート・ド・ニュイ最大の街で、大手メゾン本社も多く、ブルゴーニュ・ワインの経済的中心の地です。
南北5kmと細長く、中心部の背後にあるムザン谷を境にタイプが別れます。
北側ニュイ・サン・ジョルジュ村は斜面が東かやや北を向いており、小石の多い石灰質土壌で斜面は険しく、ワインはエレガントに仕上がります。
南のプレモー・プリセ村は南東の斜面で、粘土石灰質土壌の混じった泥灰質が北部より多くなりタンニンの強いワインが生まれます。
他の村と違い、集落のある扇状地部分に畑は無く町が密集しています。生産量に対して2%ほど白ワインも南のプレモー・プリセ寄りで生産されています