-
ジャン・タルディ・エ・フィス / Jean Tardy & Fils
アンリ・ジャイエから得た父から息子へ。エレガントなワインのドメーヌ。
ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を置き、3代続く家族経営のドメーヌです。
創業者の祖父ヴィクトル・タルディ氏は、当時は自らの畑を所有しておらず、1920年から約25年、今のドメーヌ・メオ・カミュゼで作業員としてワイン造りをしていました。第二次世界大戦後、カミュゼ家とメテイヤージュ(分益小作賃貸契約)がはじまり、ドメーヌを誕生させました。
(※アミュゼ家に畑を任されたのは、ヴィクトル氏とアンリ・ジャイエ氏を含め4人だけです)徹底的に畑仕事や天然肥料の使用、化学薬品を抑えた、リュット・レゾネ農法を実践しています。
父からの伝統的な製法を尊敬しながら、セラーの近代化を図り、2006年からは除梗マシンを替えて、ぶどうの実を潰さずに、粒の状態で醸造することで抽出を強くならないように変更しました。
低温でスキンコンタクト、発酵は天然酵母を使用し、1週間の低温マセラシオン、32℃で4~5日間抽出します。新型の空圧プレス機で圧搾、樽熟成は16~20ヶ月行います。
生産者ページはこちら
新樽率はグラン・クリュで70~100%、プルミエ・クリュで50~60%、コミュナルで25~40%前後になっています。
フランスの著名なレストランでも使われているドメーヌです。
- Vintage 2017
2017年は、ブルゴーニュの一人勝ち?素晴らしいヴィンテージ
気候の変動が多く、4月末のフランス全土の寒波によってほどんとの地域で被害が出ますが、ブルゴーニュは免れます。糖度と酸度、タンニン全てにおいて申し分ないぶどうができ、収穫量が減っていたブルゴーニュに光が戻ってきた年です。
フィサン / Fixin
長期熟成型ワインをコスパよく生み出す産地。
コート・ド・ニュイ最北のマルサネ村と南隣の王様ジュブレ・シャンベルタン村に挟まれた、しっかりした赤ワインを生み出す産地です。
土っぽいタンニンが豊かで非常に筋肉質のワインが特徴です。
グラン・クリュはありませんが、歴史のある1級畑もあり、村名クラスも熟成すると豊かな果実味と複雑性が生まれます。
ワインの色合いも濃く、口当たりはしなやかだがタンニンは強く、様々な味が広がり余韻も長いのが特徴です。