サン・トーバンの村名リュ・ディの中でも特に名高い「シャン・ティラン」「ル・バン」「ラ・ピュセル」からのブレンド。
合計0.67ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢35年のVV。収量は35hl/ha。
228リットルの樽で発酵後、11ヶ月間熟成。
3つの秀逸リュ・ディからのブレンドによるこの「ザ・村名サン・トーバン」は2018年に編み出され、同年に誕生した娘アンブル(琥珀)ちゃんの名をキュヴェ名に冠しています。
インポーター資料より。
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ベルナール・プリュドン / Bernard Prudhon
160年続くサン・トーバンの名門ぶどう栽培一家。マルク・クランで修行したエロディーが2023年に一族初の女性醸造家として継承したドメーヌ。
サン・トーバン村に1860年より続く名門のぶどう栽培家で、1976年に5代目ベルナールが継承して自社ビン詰めを開始しました。
早2000年には実質ビオロジックのリュット・レゾネ栽培を開始し、サン・トーバンにおける自然派生産者の草分けとなりました。
同村の「ドメーヌ・マルク・コラン」等での修行を終えた娘のエロディーが参画。
長らくお父さんと一緒にワインを造ってきましたが、2023年に正式に継承し、一族初の女性醸造家となりました。6世代にわたってこの村を愛し、ぶどう栽培の素晴らしさを受け継いできた一族。
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父から、ぶどうを完熟させて果実の成分を満開にすることと、土中のミネラルを最大限にぶどうに取り込むことを教わり、
長きにわたって無農薬・減農薬栽培が実施されてきたヴィエイユ・ヴィーニュであることが絶対条件。
先祖と父に深く感謝しつつ、私自身が飲んで心から美味しいと思えるサン・トーバンを造っています。
花束の芳香と深淵なるミネラルの世界。ブルゴーニュ本流を極めた女性醸造家が今に問う、ザ・サン・トーバンです。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
サン・トーバン / Saint Aubin
銘醸地に挟まれた、隠れた名産地。
ラッシェ山とシャサーニュ・モンラッシェ村の集落から国道を山間に進んで行き、左手90度カーブするとサン・トーバンの集落が見えてきます。シャサーニュ・モンラッシェ村からひと山越えた裏手にあるイメージです。
クリマは主にラッシェ山の斜面、国道の左側斜面にあり、グラン・クリュのモンラッシェの延長にあり、ガメイ集落まで南東から南西向きにあります。サン・トーバン集落の先にある東から南東向きにある右岸がもう一つのクリマで標高は高いところで450mにもなります。左岸は石灰岩と泥灰岩の層が重なり、右岸は泥灰石灰岩を母岩として表面に粘土質と泥土質が混じっています。
白ワインの生産地に近いが、赤ワインも生産しておりタンニンの引き締まったエレガントなワインを産出します。