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クロワ / Croix
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年3つ星に昇格。22歳で名門カミーユ・ジルーの醸造長に抜擢された、次世代を担う重要生産者。
1978年ロワール生まれのタヴィッド・クロワ。
地元で醸造を学んだ後、ブルゴーニュ大学醸造学部在籍時のコント・アルマンでの研修時代から、その手腕に注目が集まっていました。
22歳で、150年続く歴史ある名門ネゴシアン カミーユ・ジルーの醸造長に抜擢されます。初ヴィンテージは2005年。
畑は事実上ビオロジック。
「どの年に、どこで採れたブドウか、というエスプリが、飲んだ時に感じられるワインを生むこと」を醸造哲学にもっています。選果の徹底、収穫時に畑内での選果のあとに、さらにセラー内でも2回選果を行います。
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新樽率はグラン・クリュでも20~30%に制御します。
プルミエ・クリュで15~20%、村名で10~15%。
セラー内での人的加入は発酵温度管理と亜硫酸添加以外は、ほぼ何も行いません。
生まれるワインは、温かさ・古典的ニュアンス・洗練度全てに置いて備わっています。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
サヴィニー・レ・ボーヌ / Savigny les Beaune
長熟としなやかな赤ワインを生み出す産地
コート・ドールでは珍しい東向きに大きく開けた半円形の土地で、左岸は南東から真南、右岸は北東から東向きの扇状地の両斜面に畑があります。
また幹線道路の国道から集落が東に離れています。斜面の母岩は下部が石灰岩、上部が泥灰岩で構成されており、石灰質による沖積土砂利が多く、扇状地は水はけに優れています。
生産量のほとんどが赤ワインで、斜面のワインは長熟で、他は優しくなめらかな味わいのワインが生まれます。