品種:シャルドネ100%
植樹:1990年代
土壌:粘土石灰質(粘土の比率が高い)
ステンレスタンクで発酵・15ヵ月間熟成。シャブリの村からもほど近い、フォントネ・プレ・シャブリ村やポワンシー村のヴィニュロンから購入したブドウを使用。
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ラ・スール・カデット / SARL La Soeur Cadette
北のヴェズレイで造る続けるモンタネ ファミリーのネゴシアンワイン。
アンリ・ド・ヴェズレ協同組合をヴァン・ナチュールの醸造方法へと導いたジャン・モンタネ氏。
同協同組合がシャブリジェンヌに吸収させれたため独立しドメーヌ・ド・ラ・カデットが誕生します。
その同地のドメーヌ・ド・ラ・カデットにて、父ジャン・モンタネと働きつつ、母親カトリーヌのドメーヌ・モンタネ・トダンでは醸造責任者として腕を振るう、ヴァランタン・モンタネのネゴシアン。
ヴェズレイは、キリスト教の三大巡礼智地のひとつ、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へ向かう巡礼路の始点のひとつ。
861年建てられた「サント=マドレーヌ大聖堂」があり、教会と丘と共に世界遺産に登録されています。
ヴェズレイはフランスで最も美しい村と言われています。醸造される買いブドウは、ヴェズレイ周辺のブドウだけでなく、ヴァランタンの醸造学校時代や、彼と志を同じくする友人の多い、ボジョレーやマコンのブドウの仕込みもしています。
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父ジャンの設立したネゴシアンだが、2014年ころからは、醸造学校や海外での経験を経て帰ってきたヴァランタンに次第に運営を任せるようになり、近年ではヴァランタンが責任者としてワイナリーを経営しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
シャブリ / Chablis
辛口の代名詞として、不滅の名声を勝ち取った産地
パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。
シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。
辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。不滅の名声を得た地域です。シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。