樽にて15ヶ月熟成。さらに瓶詰め前にキューブで4ヶ月熟成。
はっきりした色合いと、特徴的で柔らかいタンニンを持ったワイン。
ローラン・パタイユ / Laurent Pataille
マルサネを代表する生産者シルヴァン・パタイユの片腕であり実弟。
ブルゴーニュ大学でエノログ国家資格を取得後プイィ・フュメのシャトー・ド・トラシーの責任者として5年間勤務。
ブルゴーニュに帰って、兄シルヴァンのドメーヌを手伝いながら近年畑を取得。
ファースト・ヴィンテージは2010年とごく最近ながら、地元を中心に即完売。
兄シルヴァンのドメーヌでの経験を活かしピュアなワインを造りながら現在ビオに転換中。通常フィサンは粘土質が多くマルサネに比べて重くなりがちだが、この畑は小石が多く果実味がきれいなワインができます。
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ドメーヌ・シルヴァン・パタイユでの仕事は今後も継続予定で、収穫などはシルヴァン・パタイユと同じチームが行います。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
マルサネ / Marsannay
コート・ド・ニュイ最北の村名アペラシオンです。
ブルゴーニュのコミュナル以上で、唯一、赤・白・ロゼを造り出すA.O.Cで、特にロゼは有名です。
530年ごろにはこの地でぶどう栽培されていた地域で、シュノーヴ村、マルサネ・ラ・コート村、クシェ村の3村の標高は260~320mの真東向きの斜面に広がるが、かなり緩やか斜面です。
北部の土壌が石灰岩を母岩とし、表面は粘土質と泥土質。扇状地は砂利質、南部は石灰岩と泥灰岩が母岩です。
グラン・クリュはありませんが、赤ワインを中心にロゼの生産地としても日本でも有名です。
ワインの色合いも濃く、口当たりはしなやかだがタンニンは強く、様々な味が広がり余韻も長いのが特徴です。