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エマニュエル・ルジェ / Emmanuel Rouget
アンリ・ジャイエの後継者。至高のワインを造り出す入手困難なドメーヌのひとり。
アンリ・ジェイエ氏を祖父にもつエマニエル・ルジェ氏。後継者として間違いなく一番に名前が上がる生産者です。
偉大な祖父からワイン造りを学び、ジェイエ氏の引退後も実際に畑の管理から醸造まで任され、それを受け継いでいます。畑仕事を重視する昔ながらの生産者ですが、生まれるワインは、非常に繊細で、ピノ・ノワールのアロマと味わいを最大限に引き出してくれます。
まさに芸術品。ブドウ栽培もアンリ・ジェイエ氏の哲学を引き継いで、できるだけ自然に育てます。
ぶどうは100%除梗を行い低温浸漬、2週間以上のアルコール発酵と、20ヶ月の樽熟成を行います。エマニエル・ルジェのワインは、まず香りから味わってほしい。そんなワインです。
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- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。