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アンドレ・ボノム / Andre Bonhomme
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年新規掲載ドメーヌ。フルーティかつ複雑性をもったスタイルで、星付きレストランにも採用されるマコンのスペシャリスト。
1956年、現当主オレリアン・パルテの祖父アンドレ・ボノムがヴィレ・クレッセにてわずか4haのドメーヌを設立しました。
当時のマコンやヴィレはカジュアルワインの生産地で、質の良いワインの生産地とは認識されていませんでした。ボノム家もドメーヌを設立する前はブドウをワイン醸造組合に販売して生計を立てていましたが、アンドレは早くから樽熟成や出荷前の熟成期間を長く取るなど、マコン元来のフルーティーなスタイルに複雑味を持たせるという当時では稀な、より高品質なワイン造りを試みました。
これにより注目を浴び、星付きレストランから声がかかるようになり、少規模生産者ながら優良なマコン・ヴィレの生産者として知られることとなりました。
現在は3代目孫にあたるオレリアン・パルテが2008年から指揮をふるいます。
収穫はヴィレの中でも遅い方で、これは初代から続く伝統です。
多くの生産者が、果実の酸が落ちるのを恐れて糖度が上がりきらない12~12.5度あたりで収穫しますが、ここでは13~13.5度までじっくり上がるのを待ちます。
酸度と糖度の見極め、収穫タイミングを重要に考えています。
収穫は100%手摘みで行っており、これはヴィレ・クレッセの30~50あるドメーヌの中でわずか3軒のみだそうです。
機械摘みでは一房毎に細かくチェックすることが難しく実が潰れてしまうこともあるので、やはり手摘みが最善と考えており、ぶどう一粒に対する想いが伝わってきます。また、’’樹齢が高ければ高いほどよいぶどうの実をつける’’という祖父の教えのもと、ドメーヌ設立以来植え替えは行っておらず、樹齢の高さも味わいに反映されています。
発酵は天然酵母でステンレスタンク中心ですが、キュヴェにより木樽を入れることもあり、使用率、熟成期間はキュヴェ毎に毎回変わります。
それ以外はあまり大きな変化を付けずに区画ごとの個性がはっきりと表現されるようにしています。いまやマコン・ヴィレのスペシャリストとして名高いアンドレ・ボノムのワインをぜひご賞味ください。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ヴィレ・クレッセ / Vire Clesse
2つの村から生まれる新しいシャルドネの産地
ヴィレとクレッセの2つの村を中心とした南北に広がる丘陵地に広がります。
A.O.Cマコン・ヴィラージュの中から独立したコミュナルで1999年2月26日から認められています。2018年4月26日から規定が厳しくなり、残糖4g/l~8g/l未満にはDemi-Sec、8g/l~18g/l以下にはLevourteとヴィレ・クレッセの後に表記することが定められています。
ルヴルーテは熟成期間が2年目の2月1日までは少なくても収穫から熟成させることが定められています。