2005年から造られ、樹齢は若いが味わいにムルソーを感じられる1本。
豊かな果実味と柔らかみのあるミネラル感。余韻の長さもブルゴーニュ・ブランとしては驚異的です。
アルベール・グリヴォ / Albert Grivault
グラン・クリュ昇格の可能性を秘めたモノポール’’クロ・デ・ペリエール’’を所有するムルソー名門ドメーヌ。
ムルソーの名門ドメーヌで、クロ・デ・ペリエールは初代アルベール・グリヴォが1879年に購入したモノポール畑です。
その他現在は6haのブドウ畑を所有し、ドメーヌはアルベール・グリヴォの孫にあたる、ミシェル・バルデ夫妻が運営。
のちに、娘のクレアと息子のアンリ・マイクが跡を継ぐ予定です。白ワインの醸造法は、手摘みしたブドウを圧搾し、オーク樽で発酵。新樽率は村名ムルソーで10%、1級ペリエールとクロ・デ・ペリエールが20%、ブルゴーニュ・ブランは古樽のみ。
翌年の収穫前に瓶詰めするので、熟成期間はすべてのアペラシオンにおいて11ヶ月です。
赤ワインは除梗したのち、発酵させ全部で18ヶ月熟成させます。リッチさばかりが強調されたムルソーの多い中、ミネラルのしっかりしたグリヴォのワインは飲み手に多少の忍耐を要求するものの、じつに貴重な存在です。
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クロ・デ・ペリエールがグラン・クリュに昇格する日も近いのではないでしょか。
- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。