1988年に植えられた、メルキュレとの境目にある丘の上に位置している「モンモラン」の畑。
樽で8ヶ月(新樽率10%)、タンクで3ヶ月熟成。
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ジャン・シャルトロン / Jean Chartron
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年1つ星生産者。初代はピュリニー村の村長。幅広い産地でワインを産出するドメーヌ。
樽職人だった初代デュパール氏が1859年にスタートさせたドメーヌ。
デュパール氏はピュリニー村の村長も行い、村名を「ピュリニー」から「ピュリニー・モンラッシェ」に変更した人です。現当主は5代目、ジャン・ミッシェル氏。
以前は、ネゴシアン「シャルトロン・トレブシェ」を経営していましたが売却し、現在はドメーヌ業に専念しています。2006年にミッシェル氏は、6つのAOC、5ha分の畑を追加購入し、現在では16AOC、13haを所有しています。
大部分はビオロジック農法を導入しすべて手摘みで行われます。樽にもこだわり、白赤ともに有名な産地であるアリエ産とヴォージュ産のオーク樽材を使用。
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赤ワインは新樽率10~40%で、熟成は8~12ヶ月、白ワインは新樽率10~60%で、熟成は12~18ヶ月にもなります。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
リュリー / Rylly
赤白とも、フレッシュで華やかなワインとスパークリングを産出するアペラシオン。
丘陵地斜面にて栽培しており、スティルワインはもちろん、クレマン・ド・ブルゴーニュの誕生の地として多くのスパークリングワインが生産されています。
生産量は赤1に対し白2の割合で、白は軽くフレッシュなワインが多いため、比較的早く飲まれます。赤もライトなワインが多く、香りが華やかなのが特徴であり、そのフレッシュ感を楽しむのが望ましいと言われています。多く白・赤のプルミエ・クリュが存在します。