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カシオペ / Cassiopee
若い夫婦がマランジェの可能性を確信し、2020年に設立したNEWドメーヌ。
2020年に、ユーゴ氏とタルラ女史が起ち上げたドメーヌ。
共に1994年生まれの二人は、農学と醸造学のエンジニアでボルドー大学の同級生でしたが、想いはブルゴーニュへ。ユーゴ氏は、ムルソーのジャン・マルク・ルーロやシャンボール・ミュジニーのフレデリック・ミュニエで修行し、ボーヌの醸造学校でビオロジックを学びます。
タルラ女史は、バンジャマン・ルルーやクロ・ド・タール、スイスではビオディナミの大家であるマリー・テレーズ・シャパールで修行します。そんな二人に、サンピニー・レ・マランジェで、5.3haの畑が家付きで売りに出されたとの知らせが舞い降りてきたのです。
バンジャマン・ルルーに相談し購入の決断をした二人。
マランジェを選んだ理由は、今後大きな可能性を秘め、これからの気象変動等を考えると非常にメリットがあるエリアと判断したそうです。
ドメーヌの名前には「もし二人の間に子供が生まれたら名付けようと思っていた’’カシオペ’’」をそのまま採用しました。5.3haの自社畑は、1箇所を除き、畑はセラーから30分圏内にあります。
土壌・標高・傾斜などそれぞれテロワールの違う9区画(10キュヴェ)を所有しています。
ビオロジック(一部ビオディナミ)で2023年には認証取得を予定しており、畑のケアにハーブティを使用しています。
全て区画ごとに分けて醸造、熟成、瓶詰めを行います。
SO2は必要時に微量のみ使用。
全ての工程を、ビオディナミのカレンダーに基づいて行います。
白ワインは、3時間かけてゆっくりとプレスし、一晩寝かせて、少し折りを残した状態で樽に入れ約45日間自然発酵後に熟成。
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赤ワインは、ステンレスタンクに入れて一旦温度を下げます。2~3日後にゆっくり自然発酵がスタート。
ルモンタージュ後、2週間タンクにて落ち着かせてからプレス。2日後に樽にて熟成。
マロラクティックはあくまでも自然にまかせて行います。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
マランジェ / Maranges
コート・ドール最南端のNEWアペラシオン
1989年5月23日付けで認定された新しいA.O.Cであり、3つの村で構成されている、コート・ド・ドール最南端のアペラシオンです。
中世の時代から3村はひとグループ管轄されておりその流れがあります。赤ワイン主で、しっかりとした色合いとタンニン、骨格の強いワインが産出されます。