1936年・1942年・1964年・1972年に植樹。
Chenevery(60%)、Clos Solon(15%)、Porroux(25%)の3つのクリマ。
色調は濃く、味も濃縮みがあり、密度も高い。
20年以上にわたって良く熟成する楽しみなワイン。
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ユベール・リニエ / Hubert Lignier
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。ユベールの引退からの復帰。巨匠が再スタートさせたドメーヌ。
1880年頃、ジャック・リニエがモレ・サン・ドニのいくつかの畑を獲得しドメーヌはスタートしました。
以降は息子ジュールが引き継ぎ、その後アンリとユベールと続き、60年代にはドメーヌは8ヘクタールに届くまで拡大します。1992年には、ユベールの次男ロマン・リニエがユベールと共に働くようになり順調な進化を続けてきましたが、ドメーヌの将来を託されたロマン・リニエが2004年に他界。
老匠ユベール・リニエが引退を撤回して奮起し、ビショーで働いていたもうひとりの息子ローランもドメーヌに戻り、ドメーヌ・ユベール・リニエの新時代が始まりました。土壌は素晴らしいワインを作るための鍵です。
素晴らしいテロワールを明らかにすることは、尊重し、世話をすることが不可欠です。樽での熟成20~30%新樽にて、熟成はかなり長く20~2ヶ月、マロラクティック発酵後のラッキングはしません。
ワインの鮮度と熟成の可能性を維持するために、清澄せずに重力を使用して瓶詰めされます。ベールが現場に返り咲いた時もスタイルを過去に戻していません。
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バランス重視の姿勢を堅持しているのは、あまりに早くこの世を去った息子へのオマージュ。
この新しいユベール・リニエを世界が注目しています。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
モレ・サン・ドニ / Morey Saint Denis
個性豊かな村に挟まれた小さな村。グラン・クリュが3割を占めた隠れた銘醸地。
南北に広がるコート・ド・ニュイ地区のほぼ中心に位置する村です。
中世から評価が高かった村ですが、2つの有名な村に挟まれ、原産地呼称制度が出来る前は、その2つの村名でワインが販売されていました。修道院や領主が発展させた畑が多く、当時の名前のクリマも残っています。栽培区域の標高は250~350mでグラン・クリュは県道の西側、東向き斜面の中腹に位置します。
小さな村ですが、グラン・クリュの栽培面積の割合が多く、プルミエ・クリュ畑はひとつひとつが小さいのが特徴です。土壌はジュラ紀中期の石灰岩、粘土石灰岩が広がり、村の下方の斜面は、泥灰岩が多くなります。