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シモン・コラン / Simon Colin
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年初掲載で1つ星獲得!シャサーニュの名家であるコラン家から独立したNEWドメーヌ。
ミシェル・コラン・ドレジェの祖父、フィリップ・コランの息子であるシモンが父からのドメーヌ施設を買取り独立しました。
シモンは、2014年~2017年、シャサーニュ・モンラッシェと南アフリカで父の下で働き、その後2017年~2019年にかけては、ピュリニー・モンラッシェの名門ソゼでブノワ・リフォーの下でワイン造りを学んでいます。
畑は、父フィリップから、シャサーニュ・モンラッシェ、サン・トーバン、サントネイ、マランジュの約9haを譲り受けます。
その内6haは白、3haが赤。影響を受けたソゼに倣い、ビオロジック農法を採用し、ビオディナミも見据えています。
目指すスタイルは、飲みやすく、白も赤もピュアでフィネスがある事。
レジョナル、村名はもちろん、一級・特級も若い時から楽しめ、熟成もできるスタイル。赤ワインは、1/3~2/3は全房。
比率はその時の各ブドウの状態によるが50%まで。アルコール発酵からマロラクティック発酵まで10-15日間で行う。
樽は控えめで、滑らかなソフトなタンニンで、抽出というより醸し系ワイン。
ピジャージュはせずルモンタージュのみ。ドメーヌのロゴは、シモン自らがデザインし描いたもの。
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上に太陽、左にブドウ、右に月、下に魚が描かれています。
これはメルルーサ(タラの仲間)という魚であるという。
ちなみにメルルーサは、フランス語でColinである。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
シャサーニュ・モンラッシェ / Cassagne Montrachet
白と赤、どちらも産出する銘醸地。
1879年に村名をシャサーニュ・ル・オーからシャサーニュ・モンラッシェ村に改名した村で、白ワインのイメージが強いですが、良質な赤ワインも産出する名産地です。
栽培面積も白ワインが約65%で赤ワインが35%と赤ワインが意外に多く、サントネイ村に抜ける県道113号の斜面下部は赤ワインに、斜面上部は白ワインに向いているなど言われています。ピュリニー・モンラッシェにまたがるグラン・クリュをあわせて3つあります。土壌は石灰岩で形成さえた母岩は、石灰質と粘土質、そして酸化鉄を豊富に含んだ泥土蓄積物で覆われています。
表土に散らばる小石は輻射熱の効果があり、水はけもより土壌になっています。