マランジュのテンションと厚みに、南部ボージョレーの「ピエールドレ」と呼ばれる石灰岩土壌由来の華やかさと果実味が加わり、いいとこ取りのブラン。
ブルゴーニュの伝統的なピエス樽を使用。
野生酵母でリュット・レゾネ農法。
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シャントレーヴ / Chantereves
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年掲載生産者。日本人、女性醸造家の栗山女史が手掛ける、ドメーヌ&マイクロ・ネゴシアン。
2010年ヴィンテージからスタートさせた、日本人女性醸造家の栗山 朋子さんとパートナーのギヨーム・ボット氏が起ち上げたメゾンです。
シャントレーヴは、ぶどうや果汁の段階からワインを仕上げるマイクロ・ネゴシアンで、全て自分たちの目が届く範囲の規模で行い、初ヴィンテージの2010年から取り上げられるほど、注目されているメゾンです。白ワインは選果し収穫ケースの中で、ぶどうを足で踏んで破砕した後、全房のまま少しずつ圧力をあげ6~7時間かけてプレスします。
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果汁には亜硫酸など一切の清澄剤を加えず、澱を沈殿させ、野生酵母を用いてピエス樽(228L)のブルゴーニュ伝統的な樽にて自然発酵させます。
温度管理、マロラクティック発酵も自然任せ、バトナージュは翌年の夏と樽出しの時の1回のみ。
自然がぶどう本来の味わいを引き出す方法です。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。