※ラベルに一部破れがあります。
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ロベール・グロフィエ / Robert Groffier Pere & Fils
レ・ザムルーズ最大の生産者。
ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌですが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在です。
しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者。世界恐慌から間もない1933年、ロベールの父ジュールが設立し、1973年から息子のロベールが元詰めを始めました。
現在は、蔵はロベールの息子のセルジュと孫のニコラが運営しています。ブドウの仕立てはブルゴーニュで主流のギュイヨではなくコルドン・ド・ロワイヤを採用。
収量を抑えやすいことに加え、新梢を扇形に広げることで風通しをよくする効果があるそうです。現在はボーヌの醸造学校で学んだ、ロベールの孫のニコラが、母親と妻のサポートを受けながら栽培と醸造の指揮を行います。
除梗に関してはヴィンテージに応じ、2007年、2009年は完全除梗。2008年、2010年は3分の1が全房。2011年は40%を全房にしました。現在はアイテムによっても割合を変えています。
1984年までは100%無除梗で、それから後、1990年代は完全除梗だったそうです。
8~9℃で10日間ほどの低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。新樽率は村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40~50%、ボンヌ・マールで50~60%に留め、12~13ヶ月間の樽熟成を施します。
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製樽会社はレモンとフランソワ・フレールを使用しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ・パス・トゥー・グラン / Bourgogne Passetoutgrains
ピノ・ノワール種とガメイ種のブレンドワイン
ACブルゴーニュと統制は同じですが、ピノ・ノワール種とガメイ種をブレンドしたワインです。1/3はピノ・ノワール種を使うことが決まっており、平らな土地での畑のぶどうが使用されています。
コストパフォーマンスもよく、若いうちに楽しめるワインが多いのが特徴です。