0.81haの区画を所有。
83年と89年に植樹。表土が浅く、すぐ下は石灰岩の岩盤。
鮮やかな深みのあるルビー色。ラズベリーや赤スグリ、チェリーなどの赤い果実の香り。
タンニンの粒子は細かく、シルキーな喉越し。
一方、ミネラルの味わいがボディを引き締める、しなやかでスタイリッシュな1本。
※インポーター資料より。
フェヴレ / Faiveley
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年1つ星生産者。7代続く名門グラン・メゾン。
ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンです。
4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られています。フェヴレが数ある他のネゴシアンと違うのは、広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実です。
また、フェヴレが所有する120haの自社畑のうち半分以上の68haはコート・シャロネーズにあります。
この地域の潜在的な可能性に気づいた5代目ギィ・フェヴレはコート・シャロネーズに畑を広げメルキュレからさらなる事業拡大を行いました。
今ではコートシャロネーズならフェブレとまで言われるまでに成長しました。今日のメゾンを率いるのは2005年に引き継いだエルワン・フェヴレです。
それまでのドメーヌ・フェヴレは、コート・ド・ニュイの赤ワインを中心に造っていたため、まず、エルワンは白ワインの銘醸地に着目します。
2008年にはバタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを始めとした最上級の畑、計5ha手に入れることに成功。
これによって、フェヴレのラインナップは確固たるものとなっていきます。伝統に甘んず、常に改革を行うグラン・メゾンドメーヌです。
2007年以降、畑の耕作はジェローム・フルースの支持下、個別のチームによる分担制に。
ぶどうは完全に除梗し、上級ワインは新しい木製槽で、他のワインはステンレスタンクで発酵させます。
醸造期間中は今も果汁にピジャージュを行います。新樽はグラン・クリュ、プルミエ・クリュのワインに3分の2が使われ、2007年以降はタンニンの強い今までの味わいから新鮮な果実味を兼ね備え、かつ強さもあわせたワインになっています。
コート・シャロネーズのワインはメルキュレにある独立した醸造所で造られ、樽はニュイ・サン・ジョルジュの自社醸造所から3年ものに、新樽を混ぜて造ります。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ニュイ・サン・ジョルジュ / Nuits Saint Georges
コート・ド・ニュイ地区の最大の街.
コート・ド・ニュイ最大の街で、大手メゾン本社も多く、ブルゴーニュ・ワインの経済的中心の地です。
南北5kmと細長く、中心部の背後にあるムザン谷を境にタイプが別れます。
北側ニュイ・サン・ジョルジュ村は斜面が東かやや北を向いており、小石の多い石灰質土壌で斜面は険しく、ワインはエレガントに仕上がります。
南のプレモー・プリセ村は南東の斜面で、粘土石灰質土壌の混じった泥灰質が北部より多くなりタンニンの強いワインが生まれます。
他の村と違い、集落のある扇状地部分に畑は無く町が密集しています。生産量に対して2%ほど白ワインも南のプレモー・プリセ寄りで生産されています