ビオロジック栽培された手摘み収穫されたぶどう使用。
セラーに運ばれ、5~6日間の発酵前浸漬を行います。
発酵は15日間、数日間のポンピングオーバーとピジャージュを行いますが、マセラシオンは控えめで味わいにはエレガントさを残したワイン造りをします。
熟成は、新樽率25%のピエス(228L樽)を使います。
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シコト / Chicotot
ニュイ・サン・ジョルジュを中心に12代続く長期熟成型からピュアでエレガントなワインへと変化するドメーヌ。
シコト家は1762年以来、12代にわたりニュイ・サン・ジョルジュでワイン造りを続ける生産者です。
現在は、ニュイ・サン・ジョルジュ中心に、ラドワやコート・ドールの区画をあわせて7.5haの自社畑を所有しています。ニュイ・サン・ジョルジュの中心地に有るワイナリーの地下セラーは周囲を年間平均水温10℃の地下水が流れています。
非常に低い温度帯でワインはゆっくりと熟成され、驚くほどの長期熟成ワインを産み出しています。
シコトのワインは若い時は硬いが長期熟成させることによって見事なニュイ・サン・ジョルジュワインに成長するスタイルを持つ、この地のワインの典型でした。
2008年にジョルジュが引退し、共にしていた妻パスカルが運営を引き継いでいましたが、2011年長男のクレマンが参画します。
母パスカルと共に、父ジョルジュの行ってきた伝統的なワイン造りに敬意を払いながら、自ら求める現代のワイン造りを実践しています。
ワイン造りはブドウの木と周囲の自然環境との調和が最も重要と考え、先ずは畑を全て有機栽培に転換します。
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早々にビオロジックの認定を取り、更にビオディナミへの転換を実施しています。
良質なブドウを使い抽出を抑えた醸造方法は現代のブルゴーニュワインに求められるピュアでエレガントな味わいを美しく表現できる。
そんなワインをクレマンが行っています。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ニュイ・サン・ジョルジュ / Nuits Saint Georges
コート・ド・ニュイ地区の最大の街.
コート・ド・ニュイ最大の街で、大手メゾン本社も多く、ブルゴーニュ・ワインの経済的中心の地です。
南北5kmと細長く、中心部の背後にあるムザン谷を境にタイプが別れます。
北側ニュイ・サン・ジョルジュ村は斜面が東かやや北を向いており、小石の多い石灰質土壌で斜面は険しく、ワインはエレガントに仕上がります。
南のプレモー・プリセ村は南東の斜面で、粘土石灰質土壌の混じった泥灰質が北部より多くなりタンニンの強いワインが生まれます。
他の村と違い、集落のある扇状地部分に畑は無く町が密集しています。生産量に対して2%ほど白ワインも南のプレモー・プリセ寄りで生産されています