ルフレーヴ / Leflaive
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年2つ星生産者。ブルゴーニュを代表するピュリニー・モンラッシェの生産者。
ピュリニー・モンラッシェを代表する生産者のドメーヌ・ルフレーヴ。
全ブルゴーニュの白ワインにおいて最高の造り手です。1717年にピュリニー・モンラッシェ村にクロード・ルフレーヴが居を構えて以来という長い歴史があります。
ジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続して設立し、その2人の息子ジョーとヴァンサンの時代に評価を確立しました。ジョーの死後はその息子であるオリヴィエが代わりを務め、90年になってヴァンサンの娘アンヌ・クロードが参画。オリヴィエが自身の立ち上げたネゴシアン業で多忙となったため、94年以降はアンヌ・クロード・ルフレーヴが一人でドメーヌの経営にあたっていましたが、残念ながら2015年に他界。
2009年にはオリヴィエも独立し、2015年以降に偉大な功績の跡を継いだのはブリス・ド・ラ・モランディエール。彼はオリヴィエ・ルフレーヴの兄妹の子供で、つまり、オリヴィエや、亡くなったアンヌ ・クロードの甥という事になり、教師からヴィニュロンに転向したアンヌ・クロードのように、彼もまた別の‘’畑‘’から転向してきた。元はインダストリー分野で起業し3000人を超える従業員をもつ経営者からのドメーヌ参画は異色です。
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- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
ピュリニー・モンラッシェ / Puligny Montracet
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村ですが、歴史を振り返れば赤ワインを造っていた産地であり現在の評価が確立するのも19世紀になってからです。
栽培地域は南北に約1.5kmと狭いのに対し、標高が230~380mと高低差があります。南北に伸びるラッシュ山、東向き斜面の南側4分の1がグラン・クリュ、北側4分の3がプルミエ・クリュの畑があります。モンラッシェとバタール・モンラッシェは隣のシャサーニュ・モンラッシェ村にも広がっています。土壌は粘土質と泥質の表土は、上部では石灰質が強くなり、下部では粘土質が強くなります。レジョナルは斜面下の東側で平地がほとんどで砂利が多い土壌です。
地下水層が近いため、地下深いカーヴが無かったため、ワインを貯蔵出来ず、ドメーヌ元詰めが一般化するのが他の地域より遅かったのも特徴です。現在は白ワインが99%で若干の赤ワインもあります。


