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ヴァンサン・ドーヴィサ / Vincent Dauvissat
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年4つ星生産者。伝統的な樽熟成を受け継ぐ、長熟シャブリの名手。
ドーヴィサ家は16世紀にはぶどう栽培とワインに関する仕事に携わっていました。
ドメーヌとしてスタートしたのは1931年、祖父ロベールからで、父のルネも、ぶどうやテロワール、収穫などワインそのものに重きを置いていました。
現当主ヴァンサンがドメーヌに入ったのは1976年です。栽培はリュット・アンテグレ(総合防除農法)。
醸造はシンプルを心がけ、手摘みで収穫したぶどうは房のまま空圧式プレス機へ。発酵にはステンレスタンクと樽を用いて、両方をアッサンブラージュしてから樽だけで熟成させます。
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- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
シャブリ / Chablis
辛口の代名詞として、不滅の名声を勝ち取った産地
パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。
シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。
辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。不滅の名声を得た地域です。シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。