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ベッサン・トランブレイ / Bessin Treblay
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者。シャブリらしいシャブリを造る。そんな生産者と言えばこの男。
建築家を目指していたジャン・クロード・ベッサンがシャブリを造り始めたのは1989年頃。
奥様の実家である、トランブレイ家に跡取りがいなく、受け継ぐことになってからの事。
現在12haのブドウ畑で、5つのアペラシオンから7種類のワインを造っています。
ジャン・クロードの目指すワインスタイルは「フィネス・フローラルさ・ミネラル感」
貝類やお刺身などにマリアージュする、シャブリの個性をしっかり出せるワインを造っています。
2020年ヴィンテージからジャン・クロード・エ・ロマン・ベッサンがドメーヌ名を変更し、ベッサン・トランブレイとなりました。
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元々の地所が、ジャン・クロードの妻エヴリンヌ方のトランブレイ家の所有が大部分です。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
シャブリ / Chablis
辛口の代名詞として、不滅の名声を勝ち取った産地
パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。
シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。
辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。不滅の名声を得た地域です。シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。