丘陵地の下部:砂利質の下層土は混じり合った砂利と黄色い粘土質で構成。
丘陵地の中腹部:粘性と豊かさを与えてくれる、丸みのある落石と石灰粘土質。
丘陵地の上部:ミネラル感を与えてくれる、とても硬質な白い石灰岩。
相性が良い料理は、繊細なアントレ(前菜)や川魚。
一般的に瓶詰め後2~8年後に飲み頃。
-
ミシュロ / Michelot
絶好の区画を持つムルソーの生産者。
7代に渡ってムルソーでぶどう栽培を行っているミシュロ家は、1960年代にベルナール・ミシュロにて躍進します。
19haの自社畑は多くの1級畑を所有しています。
現当主はジャン・フランソワ・ムストルはテロワールを非常に大切にした当主。
テロワールの各個性を最大に活かすため、除草剤は使用せず、減農薬栽培を取り入れています。
収穫は手摘みで、選果は畑で行い、生産過程における酸化を防ぐことに細心の注意を払っています。
そのため、フレッシュできれいなムルソーが特徴です。
現在ドメーヌは新しい世代が歴史と伝統を守りつつ、新たな発展を遂げています。
生産者ページはこちら
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ムルソー / Meursault
コート・ド・ボーヌ最大の白ワインの銘醸地。 存在感のあるロースト・ナッツのような芳醇な香りとなめらかな味わいの白ワイン。
コート・ド・ボーヌ最大の産地であり、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェと合わせて、ブルゴーニュ3大白ワインの銘醸地です。
リッチな白ワインと言えばムルソーです。
コート・ドール全域で現在の基礎を築いたシトー派の出発点はこのムルソー村と言われています。斜面の母岩は泥灰石灰岩か白雲岩で、泥土質と粘土質土壌がその上に重なります。斜面頂上部は石灰岩が硬すぎてぶどうは栽培されていません。
プルミエ・クリュは標高240~265mの中腹が栽培地域で、集落の北側(ヴォルネイ村側)の斜面は南東向き。南側(ピュリニー・モンラッシェ側)の斜面は東向きになります。
最北部では赤ワインもわずか数パーセント生産しています。