土壌は泥灰粘土と石灰岩が程よく混ざり合い、表土の厚さは10cm~1mと変化に富んでいます。
秋から冬にかけのて、キノコを添えた鹿肉など、ジビエ肉とも相性が良いです。
インポーター資料より。
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ミシェル・マニャン / Michel Magnien
ラベルに描かれた家族の絆。モレ・サン・ドニの老舗ドメーヌ。
ミッシェルは4代目として栽培、醸造に従事してきました。メゾン・ルイ・ラトゥールの畑の管理を任されていたこともあります。
1993年までは、父ベルナール・マニャンから受け継いだ畑のブドウをモレ・サン・ドニの協同組合に納めてきましたが、彼の息子であり、世界中でさまざまな経験を積んだフレデリックの説得により、全ての自社ブドウでのワイン造りをスタートさせました。また同時に、ワインの醸造をフレデリックに任せるようになります。
フレデリックのワイン造りによって、エレガントでフィネスのある長命なワインが造られるようになり、世界中のメディアから注目され、多くの称賛を得るようになりました。現在はフレデリックが5代目当主として活躍し、高品質なワイン造りを行っています。
ラベルにデザインされたロゴマークはミッシェルの妻ドミニク(太陽)、ミッシェル(地球)、フレデリック(月)を現わしています。栽培については2008年に有機栽培へと切り替え、2015年にはビオディナミ栽培の承認を取得しています。
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完熟した状態でぶどうを詰み、畑とワイナリーの両方で選果を行います。
除梗し、まる1週間は発酵前低温浸漬を行い、ピジャージュをはじめると発酵もスタートします。
フランソワ・フレール社の新樽で熟成、特級畑で80%、1級畑では60%、村名ACで30%が新樽です。翌年の収穫前に1度だけ澱引きがおこなわれ、その後は古樽に移し替えることもあります。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。