区画は、ムルソーの下部に位置しており、村名ムルソーとは名乗れないエリアですが、村のテロワールを見事に反映したワイン。
1級シャルムに近い区画もあり、樽熟成(新樽比率10%)でアペリティフから魚介まで通せる1本。
ブセイ・ローラン / Boussey Laurent
コシュ・デュリの元で修業を重ねたローラン氏が新たにスタートさせたワイナリー。
モンテリー村で5世代続く家族経営の蔵元で、父ドニ氏が基盤を築きます。
現当主ローラン・ブセイ氏は、タヴァイ村にある醸造専門高校を卒業後に、父やコシュ・デュリの元で修行します。
2003年に妻のカレンと共に現在のドメーヌを設立。
2015年10月までに、モンテリー、サヴィニー・レ・ボーヌ、ヴォルネイ、ポマール、ムルソーやピュリニー・モンラッシェ、そしてアロース・コルトンなどの計15ha 24のアペラシオンを持っています。
土壌とブドウの樹に敬意をはらい、ブドウ栽培とワインの醸造を行います。
リュット・レゾネ栽培で、農耕全体に関しては、自然環境に配慮し、テロワールと生産物を尊重し、理論に基づいたブドウ栽培を実現。
ブドウの収量を制限し、果実の品質を良くする為に、滴芽やは芽かきは丁寧に手作業で行います。
白ワイン醸造は、まずシャルドネを穏やかにプレスし、ブルゴーニュのグラン・ヴァンの要素である、果実味があり繊細なワインに仕上げる為、澱下げして数日間低温発酵を行います。
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12ヶ月間樽熟成し、新樽比率は10~50%。
- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
ブルゴーニュ・コート・ドール / Cote d'Or
黄金の丘(コート・ドール)で造られるワイン
コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに位置する40ヶ所の村に対して2017年から認められたA.O.Cです。赤と白が認められています。