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コント・ラフォン / Comtes Lafon
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者。「世界の白ワイントップ10ドメーヌ」に選ばれるムルソーの巨匠。
1894年に創立者コント・ジュール・ラフォンが同家のマリー・ボッシュと結婚したことで始まります。
ムルソーとヴォルネの銘醸畑の最良区画を買い進み、1919年には、ル・モンラッシェも所有します。初代当主にはピエールとアンリの2人の息子がおり、ドメーヌを管理していたのがアンリであり、ピエールは早くに亡くなります。
1954年にアンリがドメーヌを売却しようとしますが、それを阻止したのが、ピエールの息子のルネでした。
それ以降、ドメーヌの評価が上がっていきます。現当主ドミニク・ラフォンが9歳の時でした。
ドミニクは1985年から当主になり折半耕作として貸し出された畑が返却され、現在は全て彼自身の管理畑になっています。1992年には除草剤を止め、鋤き込みを始めました。
1990年代前半には有機栽培を行い、1990年代後半には、ビオディナミに転換。白ワインは、全房を圧搾し、タンクに入れて12℃に維持し24時間かけて澱を落とします。
新樽率はル・モンラッシェで100%、シャルムやペリエールは70%、村名ワインには新樽は使用しません。赤ワインは、完全除梗ののち、温度制御可能なステンレスタンクに入れ、14℃に下げ3~5日かけて発酵前浸漬を実施します。
発酵時は1日2回のピジャージュを行い、タンニンの抽出具合を見て、樽に入れます。新樽率は30%、熟成期間は18ヶ月以上で、2回の澱引きを経て、できる限り清澄やフィルタリングはせず瓶詰めされます。ブルゴーニュの白ワインの生産者の中で、間違いなくトップ5に入るドメーヌです。
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- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
ヴォルネイ / Volnay
女性的なしなやかな個性を持つ。 熟成した香り豊かなワインもおすすめのコート・ド・ボーヌの赤ワイン産地。
北隣のポマールが男性的と対象的な赤ワインの産地です。
17~18世紀の建物は今でもドメーヌ兼住居として今も現役で、栽培区域が1.5kmほどの正方形に近い形状で210haの栽培面積はコート・ドールの中でもっとも小さい分類に入ります。標高は225~375mと高低差があるが、プルミエ・クリュは斜面中腹あたり240~300mが中心で栽培されています。
斜面上部は泥灰質母岩で表土は薄くて小石まじりで、小石は酸化鉄を含む為、少し赤っぽい石が散乱しています。