モロー・ノーデ / プティ・シャブリ

モロー・ノーデ / Moreau Naudet

ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。シャブリのニュージェネレーション御三家　注目の生産者。

17世紀よりワイン造りに関わってきたモローノーデ家
現ドメーヌは1950年からあり、1991年にステファン・モロー氏が引き継ぎ、注目のドメーヌとなります。

2016年にステファン氏が亡くなり、妻ヴィルジニ女史が当日からの醸造スタッフとスタイルを守り続けています。

畑はシャブリ中心にあり、ラヴノーやドーヴィサに隣接する古樹区画の好立地です。
有機栽培や野生酵母などを使用し、手摘み収穫はど自然な方法はヴァンサン・ドーヴィサの影響を強く受けています。

リリースまでが通常のシャブリより長く、プティ・シャブリとシャブリで18ヶ月、プルミエ・クリュ以上は24ヶ月長期熟成させます。

2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ

ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。

ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。

シャブリ / Chablis

辛口の代名詞として、不滅の名声を勝ち取った産地

パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。

シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。

辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。不滅の名声を得た地域です。

シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。