環境に配慮し、進化し続けるダビッド・デュバン & ミア
コラム | 2024年7月26日 | ソムリエ吉間
先日の大阪にて、ブルゴーニュ醸造家「ダヴィド・デュバン」氏が来阪されるとのことで、
試飲会に参加してきました。
私の都合にて1時間だけのテイスティングのみ。
スペシャルセミナーもキャンセルする事になり、お会いできるかなぁと思っていましたが、
なんとか短い時間でしたが、質問等お話できました。
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コラム | 2024年7月26日 | ソムリエ吉間
先日の大阪にて、ブルゴーニュ醸造家「ダヴィド・デュバン」氏が来阪されるとのことで、
試飲会に参加してきました。
私の都合にて1時間だけのテイスティングのみ。
スペシャルセミナーもキャンセルする事になり、お会いできるかなぁと思っていましたが、
なんとか短い時間でしたが、質問等お話できました。
ダヴィド・デュバン氏は、1971年生まれ。
学校を卒業後、19歳でワイン造りに携わるようになり、母方の親戚でもあるピエール・アミオやドメーヌ・アルローで研修。
1995年に父のドメーヌを引き継ぎ、2015年には三ツ星の評価を取得するなど、ブルゴーニュ屈指の醸造家の1人になっています。
こだわりの栽培と醸造(全房スタイルなど)常に畑に居ると言っていただけに、よく見かける写真そのままなダンディな方でした。
ドメーヌの話は、奥様が話してくれました。
モデルさんかなと思うほど、背の高い美人な奥様!!
歴史から、気候変動による細かい対応、子供の名前を入れた、ネゴシアンブランド「レ・テール・ド・フィレアンドレ・バイ・ダヴィド・デュバン」
の話もしてくれました。
私から質問で、ネゴシアンブランドのアリゴテが美味しくて、ダヴィド・デュバンがアリゴテを造ってはいけないのでは?
との答えに、デュバン本人も苦笑い。
最近のアリゴテは、アリゴテらしくなく樽が強く、シャルドネの味わいに近いワインが多い。。。
アリゴテは、オート・コートの標高の高い畑から収穫。
あくまでもアリゴテらしい酸が生き生きしており、ミネラル(塩味)を感じる味わい。
50%を新樽で熟成させているが、オーストリアのストッキンガーと言うフードルを使い、新樽の風味が出なくフレッシュ感を与えていると答えてくれました。
一緒に来阪したドメーヌ・ミアのミア・スボティック女史ともお話できました。
いつも本人は、横顔の写真が多いと思ったら、恥ずかしがり屋とのこと。
デザインやインスタグラムの写真などはミア女史が手掛けています。
お話は、ご主人とさせて頂きました!
ドメーヌ・ミアは、ダヴィド・デュバンが監修したコート・シャロネーズのドメーヌ。
畑は20ha。白が30%で赤が70%生産しています。
2008年にBIOの認証を取得し、2023年からビオディナミ農法を取り入れています。
環境に配慮した取り組みも。
ボトルを軽量化、キャップシールもリサイクルできる素材を使用し、ラベルもコットン素材を使うなど栽培・醸造以外でも配慮してます。
私からミア夫妻に質問したのは、なぜ、醸造をダヴィド・デュバン氏にお願いしたのですか?
こちらもご主人が答えてくれました。
2014年からダヴィド・デュバン氏が関わっていますが、まずは彼が私達にとってスター的存在であり、彼のワインが好きであったこと。
また、自社がニュイ・サン・ジョルジュで同じであったことで、知人の紹介でお願いする事が出来たと話してくれました。
私は、赤はもちろんですが、白ワインのリュリー・ブランがお気に入り。
9月まで入荷が無いらしく、ミア夫妻に言ったところ急ぎますとの事(笑)
全房仕込みに回帰し、軽やかで果実味豊かなワイン造りは、コート・ド・ニュイ以外でワインを造るダヴィド・デュバンにとっても新たな挑戦。
コート・シャロネーズ、マコン地区のワインは非常に注目されています。
今後も目が話せない生産者。
たった30分にも満たない時間で!
しっかりお話でき、親身に答えてくれたダヴィド・デュバン&ミア夫妻、機会を頂いたWINE TO STYLEさんに感謝したいと思います。