標高250~350mの4つの畑、計10区画のアッサンブラージュ。
シャルムに隣接するLes Condemennes とLes Babilleres は小石、石灰岩が混じった粘土質で熟したブドウ。
上部のDerriere le Four とLes Pas de Chat は斜面の石灰質の多い土壌で樹齢55年。
ミネラルに富んだミランダージュを生む。
収量は45hl/ha。
インポーター資料より。
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フレデリック・マニャン / Frederic Magnien
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年1つ星生産者。ネゴシアンの枠を超えた新しい生産者。
フレデリック・マニャンはモレ・サン・ドニに続く一族の5代目です。
醸造学校を卒業後、父と共に働き、そのあとカリフォルニアとオーストラリアでピノ・ノワールの生産者の蔵で修行します。
1993年に父の下に戻り、2年後に自身のネゴシアン・ラベルを創設します。フレデリックは全てのブルゴーニュの畑、区画、そ して所有者まで知っており、毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを 派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアンです。
現在はドメーヌ・ミシェル・マニャン、メゾン・フレデリック・マニャンと新たなプロジェクトとしてレミ・スガンを営んでいます。
書類上はネゴシアンですがドメーヌと変わりない仕事をしています。ジャー(アンフォラ)での熟成も行っています。
スペイン製の薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発し、若干濃縮します。
内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用することで、香り成分や水に溶ける成分は何もないので、バリックのようにタンニンや香りをワインに与えないようにしています。
葡萄そのものの個性を出してくれますが、現段階では、単体では複雑味に欠けると判断し、バリック熟成のワインとのアッサンブラージュでバランスを取りながら造っています。他のネゴシアンとは区別したい、今後が楽しみなフレデリック・マニャンです。
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- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
シャンボール・ミュジニー / Chambolle Musigny
コート・ド・ニュイで最も繊細でエレガントな赤ワインの産地。
人口わずか300人あまりの小さな集落の背後に石灰岩が剥き出しになった白く切り立った背斜谷が目立ち、北は男性的、南は女性的など、同じ村の中でワインの味わいにしっかり違いが出る地域でもあります。
栽培地域の標高は250~350m、南北の両端にグラン・クリュが広がるエリアで、プルミエ・クリュは2つのグラン・クリュに挟まえた斜面の中央部、コミュナルは丘陵下部と、丘陵上部の険しい斜面に広がります。土壌は背斜谷で形成された石灰岩の上に、蓄積物として小石や粘土とロームで表土が出来ています。
プルミエ・クリュのグリュアンシェールあたりを境で、北部は粘土質が多く、南部は砂利が多くなります。