自社畑で年間生産量900本のみ。
畑は東-南東向きで、エシェゾーと同じ造り方。温度管理されたタンクで10日間の醗酵。
228Lの樽で10ヶ月熟成させます。(新樽比率30%)その後、5ヶ月間ステンレスタンクで寝かします。ヴォーヌ・ロマネの南端で、香りは赤い果実からスパイス。
ニュイ・サン・ジョルジュに入り込んだ土地の為、やや強めのタンニンです。
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シャンジー / Chanzy
才能溢れる若きワインメーカーが再スタートさせた、ブルゴーニュの新時代生産者。
ロバート・パーカー氏の「バーガンディー」でもAOCブーズロンの優良生産者に挙がる生産者です。
1974年に創業の家族経営のドメーヌでしたが、2012年から投資系ファンド会社OLMAにより買収され、ドメーヌ兼ネゴシアンに変わりました。2015年にフランスブドウ園として初めてロンドンの証券取引所に上場し資本を拡充します。
自社所有区画32haとネゴシアン事業も拡大し、40近いアペラシオンを生産する大きな生産者になりました。トップには、2012年ブルゴーニュの若きワインメーカーにも輝いた、ジャン・パティスト・ジェシオーム氏が就任。
サントネイのドメーヌ・ジェシオームの6代目当主です。アルコール発酵、マロラクティック発酵時に、モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハト・ムジークを流します。
3000Hzを超える高音域は、脳に刺激を与えなどの実験結果があり、ワインにも上質なタンニンとアロマティックなワインなるよう聞かせます。栽培責任者には、ジャン・パティストの祖父であるパスカル・ジェシオームが2014年から就任。
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リュット・レゾネ農法を行い、ビオロジック栽培用のオーガニック肥料のみを使用しています。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。