ヴォーヌ・ロマネとフランジェ・エシェゾーの境にあり、特級畑クロ・ド・ヴージョに近い0.41haの畑。
平均樹齢約50年のヴィエイユ・ヴィーニュ。
約18ヶ月の樽熟成。
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オーディフレッド / Audiffred
DRCで14年勤務。ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培・醸造を担当したアンリ・オーディフレッドのドメーヌ。
淡い色合いで、ピュアで繊細な果実味が口の中に優しく広がる。
それでいて、大地の滋養を感じるたっぷりとしたエキスのうまみを堪能できるそんなワインを造るのが、アンリ・オーディフレッド。
DRC社の12人の正社員のひとり。
ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当し醸造にも携わっていました。
2003年に実家のドメーヌを継承し、4年間は二足の草鞋で勤務。
2007年2月に、14年努めたDRC社を退社して、自身のワイン造りに専念します。栽培においてはDRC社で培ったノウハウを存分に活用しており、ロマネ・コンティばりの凄まじい手入れがなされた畑は圧巻です。
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醸造は、DRCでやってきたことをベースに極力手をかけず、ナチュラルなワイン造り。
所有畑面積:5ha
殺虫剤は一切使用なし。
除梗100%で天然酵母のみで発酵、無清澄でノンフィルターで瓶詰め。
輸出30%のみのドメーヌです。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。