栽培面積2.5ha。平均樹齢40年のヴィエイユ・ヴィーニュ。
25%を新樽、1回使用樽、2回使用樽3分の1ずつで8ヶ月間熟成。
レ・プルーズは合計約9ha程度で、うち約4分の1の所有になります。
厳格なリュット・レゾネ栽培と女性醸造家の感性によって生まれ変わったレ・プルーズを是非ご賞味下さい。
※インポーター資料より。
ナタリー&ジル・フェーヴル / Nathalie-Gilles-Fevre
シャブリ グラン・クリュ「レ・プルーズ」最大所有者。フェーヴル家の一員であり、ラ・シャブリジェンヌの醸造長も務めた女性醸造家の筆頭格が造るシャブリ新世代ドメーヌ。
畑の分割相続は、それが有名生産者であれば尚のこと、時にドラマティックな展開をもたらします。
ウィリアム・フェーヴルの親戚ジル・フェーヴルは、フェーヴル家の所有する歴史的な優良畑を1988年からどっさりと相続し、グランクリュ「レ・プルーズ」に至っては、一夜にして最大所有者になりました。奥さんのナタリーさんは、長年に渡って「ラ・シャブリジェンヌ」の醸造長を務めていたブルゴーニュ女性醸造家の筆頭格。
相続直後からすべての畑を実質ビオロジックのリュット・レゾネ栽培に切り替え、長らくはぶどうで販売していましたが、2004年、小さいながらも最新式の醸造所を新築し、自社ビン詰めを開始しました。
生産者ページはこちら
厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は一切使用しない。
2015年に「HVE level3(最高段階)」の認証取得。
2004年に新築した極めて清潔な醸造所。
天然酵母のみで発酵。
小型のステンレスタンクで区画ごとに醸造。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
シャブリ / Chablis
辛口の代名詞として、不滅の名声を勝ち取った産地
パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。
シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。
辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。不滅の名声を得た地域です。シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。


