4つの区画からなるブルゴーニュ・ルージュ。
排水性が良く成熟の早い【ブランシュ・フルール】。
浅い土壌の【ブランシスリ】。
酸化鉄を含む赤みがかった粘土と石灰岩の礫から成る【プルミエ・クリュ・レ・バ・デ・トゥーロン】。
そして泥灰土と粘土質土壌の【ポワント・ド・チュヴィラン】のブドウから造られる。
植樹:1957年、1974年、1983年
開放桶で2週間マセレーション。
木樽(古樽その内約5%新樽使用)で12ヵ月間熟成後、タンクで6ヵ月間の熟成。
クロワ / Croix
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年3つ星生産者。22歳で名門カミーユ・ジルーの醸造長に抜擢された、次世代を担う重要生産者。
1978年ロワール生まれのタヴィッド・クロワ。
地元で醸造を学んだ後、ブルゴーニュ大学醸造学部在籍時のコント・アルマンでの研修時代から、その手腕に注目が集まっていました。
22歳で、150年続く歴史ある名門ネゴシアン カミーユ・ジルーの醸造長に抜擢されます。初ヴィンテージは2005年。
畑は事実上ビオロジック。
「どの年に、どこで採れたブドウか、というエスプリが、飲んだ時に感じられるワインを生むこと」を醸造哲学にもっています。選果の徹底、収穫時に畑内での選果のあとに、さらにセラー内でも2回選果を行います。
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新樽率はグラン・クリュでも20~30%に制御します。
プルミエ・クリュで15~20%、村名で10~15%。
セラー内での人的加入は発酵温度管理と亜硫酸添加以外は、ほぼ何も行いません。
生まれるワインは、温かさ・古典的ニュアンス・洗練度全てに置いて備わっています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ボーヌ / Beaune
多くのネゴシアンの拠点であり、世界へワインを輸出するコート・ドール最大の産地 やわらかで親しみやすい女性的なワインが生まれます。
ブルゴーニュ・ワインの首都であり、都市化進み栽培地は平地ではなく斜面(標高220~300m)のほとんどがプルミエクリュで、全体の75%、赤ワインは全体の80%以上にあたります。
斜面上部は斜面が急で表土も薄く、斜面下方は石灰岩由来の鉄分を含む泥灰質です。


