1980年植樹。15~20%全房を使用し、ルモンタージュ・ピジャージュを行いながら発酵後12~14ヶ月樽熟成(新樽20%)。
※インポーター資料より。
ジェローム・ガレラン / Jerome Galeyrand
ブルゴーニュラヴァーから生産者へ。ジュヴレ・シャンベルタンを代表する新世代のひとり。
ロワール生まれの彼は、ヴィニュロンの家系ではなく、もともとはひとりのブルゴーニュワインラヴァーでした。
食品問屋の営業マンとして8年間活躍していましたが、2000年の春、「どうしても、この手でワインを造りたい」。「ロブレ・モノ」と「ジャンテ・パンジオ」での研修を修めて醸造学校を卒業した後、ジュヴレの重鎮アラン・ビュルゲの下で働いて栽培と醸造の理論と実際を習得した彼は、2002年、ジュヴレの隣村サン・フィリベールにある自宅の小さなガレージを醸造所に改造して、ミクロドメーヌを設立しました。
2010年には、小さいながらもジュヴレ村中心部に醸造所を借りることができます。
好きこそものの上手なれ」で、重労働を嫌って畑仕事を外注する造り手が後を絶たない昨今のブルゴーニュにあって、徒手空拳でゼロからドメーヌを起ち上げたその情熱と行動力は、なによりも、ワインの品質に表れることになりました。
ミシュラン3つ星の「ギー・サヴォワ」、パリの歴史的名店「ラセール」や「アピシウス」といった大御所から、新世代系のレストランまで、多くのソムリエたちが誇りを持って彼のワインをお勧めしています。2002年から厳格なリュット・レゾネ栽培に取り組んだ後、2012年に完全ビオロジー栽培に転換。
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原則として除梗100%。天然酵母のみで発酵。赤ワインは無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
マルサネ / Marsannay
コート・ド・ニュイ最北の村名アペラシオンです。
ブルゴーニュのコミュナル以上で、唯一、赤・白・ロゼを造り出すA.O.Cで、特にロゼは有名です。
530年ごろにはこの地でぶどう栽培されていた地域で、シュノーヴ村、マルサネ・ラ・コート村、クシェ村の3村の標高は260~320mの真東向きの斜面に広がるが、かなり緩やか斜面です。
北部の土壌が石灰岩を母岩とし、表面は粘土質と泥土質。扇状地は砂利質、南部は石灰岩と泥灰岩が母岩です。
グラン・クリュはありませんが、赤ワインを中心にロゼの生産地としても日本でも有名です。
ワインの色合いも濃く、口当たりはしなやかだがタンニンは強く、様々な味が広がり余韻も長いのが特徴です。