10 年近く貸していた畑の契約が切れ、2009 年に返還された区画からのワインです。
2009 年産が初リリースながら少量生産だった為、フランス国内で消費されていました。
年産平均1,700本。
ピュリニー・モンラッシェ村内で、シャサーニュ・モンラッシェとの境になるリューディLes partiesで造られるアリゴテです。
アリエ産フランソワ・フレール社製のオーク旧樽で11ヶ月熟成。
ハツラツとした酸と果実味がきれいなワインです。
-
ポール・ペルノ / Paul Pernot
ピュリニーを代表するドメーヌのひとつ。
1850年創業のピュリニー村を代表する生産者のひとりです。
現在は3代目と4代目が運営を行っており、リュット・レゾネにて栽培しています。収穫は全て手作業で、発酵前に醸しは行われず、30度で15日間にわたり発酵。
白は空気式圧搾機を用い穏やかにプレス、不純物を沈殿させた後、樽内発酵し、赤は完全除梗、発酵後一回のみ穏やかにプレスします。
赤白共に樽内で1年間熟成させます。新樽比率は村名格30%、1級畑40%、特級畑50%。
生産者ページはこちら
白は清澄と軽い濾過、赤は軽い清澄が行われた後、瓶詰めされます。
このように、ポール・ペルノでは、テロワールとヴィンテージの持ち味を引き出すべく自然な手法が心がけられています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ・アリゴテ / Bourgogne Aligote
著名ドメーヌも生産強化?幅広い味わいに変わりつつあるワイン。
ブルゴーニュの白ワインと言えばシャルドネ種ですが、意外とアリゴテ生産量は多く、少なかった2008年でも100万ケース相当のワインができています。
近年は著名ドメーヌもアリゴテ種に着目し、ネゴシアンへ販売や個人消費していたアリゴテのブドウをドメーヌワインとして造り販売強化してます。
フレッシュさと酸味だけでなく、幅広いアリゴテワインが造られてきています。