果実表現は素直で明快。
リンゴや白桃を思わせるフレッシュな果実味。
新樽を一切用いないため、樽由来の甘やかさや香ばしさは抑えられ、前面に出てくるのは果実の輪郭とテクスチャー、そしてフレッシュな酸味。
2022年らしくリッチで成熟度も感じ、ムルソーを拠点とする生産者らしく、果実味と酸、質感のバランスよくまとまったワインです。
合わせたい料理は・湯葉や白子、タラの酒蒸し。ホタテや軽めのクリームソース類。
※インポーター資料より。
マルト・アンリ / Marthe Henry
ムルソーの名門ボワイヨ家の血を引く、新世代の女性醸造家。
幼い頃から祖母の暮らすムルソーへ休暇のたびに訪れいていたマルト・アンリ女史。
大学では文学およびジャーナリズムを学び、その後はテレビ業界でジャーナリストとしてキャリアを積んだ人物。
2013年、彼女はパリでの生活に区切りをつけ、祖母の暮らすムルソーへ移住します。
本格的にワイン造りの道へ進むにあたり、まずボーヌのCFPPA(農業職業教育機関)で栽培・醸造の基礎を学び、在学中からドメーヌでの実務経験。
その後、シャサーニュ・モンラッシェのドメーヌ・ジャン=ノエル・ガニャールにて約7年間にわたり実務経験を積みます。
ドメーヌ・ルージョでは、テロワールの志向の造りと村名ワインにおける精度の考え方。
ジャン=イヴ・ドゥヴヴェイのもとでは、畑仕事からセラー作業まで幅広く携わり、異なる土壌条件と栽培環境の対応力などを学びます。
2017年、マルト・アンリは自身の名を冠した小規模ネゴシアンとして独立します。
信頼関係のある栽培家からブドウを購入し、人的介入を極力抑えた自然なアプローチで醸造と熟成を行うスタイルを選択。
醸造はムルソーの実家セラーで行われ、ネゴス主体でありながら、セラー運営、熟成設計、瓶詰に至るまで一貫して自身の管理下に置かれています。
白ワインはすべて同一の醸造プロトコルで仕込み、テロワールの差異を明確に浮かび上がらせることを重視。
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畑ごとに手法を変えるのではなく、あえて造りを揃えることで、土壌や立地、ブドウそのものの個性が味わいに反映される設計。
熟成は古樽のみを用い、期間は長いもので約24か月に及ぶ。2回目の冬を越すことでワインに自然な緊張感が生まれ、全体がより引き締まったスタイルになると彼女は説明する。
時間を味方につけることで、人的介入によらない構造形成しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ / Hautes Cotes de Beaune
ボーヌの西側、高地斜面で造られるワイン
コート・ボーヌの後背地を西に少し進むと、標高280~450mのなだらかなカーブを描く丘陵地にあります。約20のコミューンが最も日当たりのよい斜面でワインを産出しています。


