トマ・モレ / Thomas Morey
DRCモンラッシェの栽培責任者も担当した経験と、偉大な父から受け継いだ畑とでさらなる才能を開花させるドメーヌ。
偉大な父から受け継いだ畑と、DRC栽培責任者も経験した素晴らしい経歴の生産者です。
シャサーニュ・モンラッシェのトップ生産者のひとりだった父ベルナール・モレから2007年に譲り受けたトマ・モレ氏。父やカリフォルニアで醸造などを学び、2007年からDRCモンラッシェの栽培責任者を担当します。
自らのドメーヌに集中する為、3年でその職を退きますが、DRC元当主オベール・ド・ヴィレーヌ氏が認めた感性と才能は素晴らしいものを持っています。栽培は以前から行っているビオロジックを実践しならが、いくつかの畑ではビオディナミへ移行しています。
DRCで働いていた時の栽培方法を取り入れ、父から受け継いだ素晴らし畑でさらなるワインを造り出しています。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
シャサーニュ・モンラッシェ / Cassagne Montrachet
白と赤、どちらも産出する銘醸地。
1879年に村名をシャサーニュ・ル・オーからシャサーニュ・モンラッシェ村に改名した村で、白ワインのイメージが強いですが、良質な赤ワインも産出する名産地です。
栽培面積も白ワインが約65%で赤ワインが35%と赤ワインが意外に多く、サントネイ村に抜ける県道113号の斜面下部は赤ワインに、斜面上部は白ワインに向いているなど言われています。ピュリニー・モンラッシェにまたがるグラン・クリュをあわせて3つあります。土壌は石灰岩で形成さえた母岩は、石灰質と粘土質、そして酸化鉄を豊富に含んだ泥土蓄積物で覆われています。
表土に散らばる小石は輻射熱の効果があり、水はけもより土壌になっています。