村の中央にある1級畑クラヴァイヨンの下部にある村名区画ワイン。
樹齢約50年。
ヘーゼルナッツ、アーモンドペースト、シトロネルから西洋サンザシなどのアロマとまとまったブーケ。
すべてが溶け込み調和しているワイン。
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ブセイ・ローラン / Boussey Laurent
コシュ・デュリの元で修業を重ねたローラン氏が新たにスタートさせたワイナリー。
モンテリー村で5世代続く家族経営の蔵元で、父ドニ氏が基盤を築きます。
現当主ローラン・ブセイ氏は、タヴァイ村にある醸造専門高校を卒業後に、父やコシュ・デュリの元で修行します。
2003年に妻のカレンと共に現在のドメーヌを設立。
2015年10月までに、モンテリー、サヴィニー・レ・ボーヌ、ヴォルネイ、ポマール、ムルソーやピュリニー・モンラッシェ、そしてアロース・コルトンなどの計15ha 24のアペラシオンを持っています。
土壌とブドウの樹に敬意をはらい、ブドウ栽培とワインの醸造を行います。
リュット・レゾネ栽培で、農耕全体に関しては、自然環境に配慮し、テロワールと生産物を尊重し、理論に基づいたブドウ栽培を実現。
ブドウの収量を制限し、果実の品質を良くする為に、滴芽やは芽かきは丁寧に手作業で行います。
白ワイン醸造は、まずシャルドネを穏やかにプレスし、ブルゴーニュのグラン・ヴァンの要素である、果実味があり繊細なワインに仕上げる為、澱下げして数日間低温発酵を行います。
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12ヶ月間樽熟成し、新樽比率は10~50%。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ピュリニー・モンラッシェ / Puligny Montracet
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村ですが、歴史を振り返れば赤ワインを造っていた産地であり現在の評価が確立するのも19世紀になってからです。
栽培地域は南北に約1.5kmと狭いのに対し、標高が230~380mと高低差があります。南北に伸びるラッシュ山、東向き斜面の南側4分の1がグラン・クリュ、北側4分の3がプルミエ・クリュの畑があります。モンラッシェとバタール・モンラッシェは隣のシャサーニュ・モンラッシェ村にも広がっています。土壌は粘土質と泥質の表土は、上部では石灰質が強くなり、下部では粘土質が強くなります。レジョナルは斜面下の東側で平地がほとんどで砂利が多い土壌です。
地下水層が近いため、地下深いカーヴが無かったため、ワインを貯蔵出来ず、ドメーヌ元詰めが一般化するのが他の地域より遅かったのも特徴です。現在は白ワインが99%で若干の赤ワインもあります。