ミネラル・樽香の絶妙なバランス
グレープフルーツ、青りんごや梨などの香りが華やかで樽香とのバランスも心地よいです。
酸味はまろやかでしなやか。
僅かなアーモンド香と共に長い余韻が楽しめるます。
味わいの重層感がタイトでピュアに表現されています。
ジャン・コレ / Jean Collet
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年1つ星生産者。家族経営で日本でもお馴染みのシャブリの生産者。
1792年から代々伝わるシャブリの造り手。
ワイン商に売っていたワインを、1954年から創設したマリウス・コレの息子ジャンがドメーヌとしてボトリング等を開始したのが始まりです。ドメーヌ・ジャン・コレ社となったのは、1979年にマリウスから3代目現当主のジルが加わった際に創立します。
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現在は息子のロマンが醸造長を努めます。
- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
シャブリ / Chablis
辛口の代名詞として、不滅の名声を勝ち取った産地
パリから2時間、パリとボーヌの中間にあるヨンヌ県の都市オーセールの近郊に広がる産地で、スラン川を挟み両岸にシャブリの畑が広がるブルゴーニュ地方の中では最北の位置です。
シャブリは2600人ほどの小さな街の名前でもあり、れっきとした原産地呼称AOCでもあります。
辛口の代名詞と言われるシャブリですが、1億5000万年以上前のジュラ紀後期のキンメリッジ階の粘土石灰質土壌と、チトヌス階と言われる白く硬い石灰岩土壌で、キンメリッジ階は小さな牡蠣の欠片など、海の中だった事を示します。
キリッとミネラル豊かなワインが生まれ、ぶどうはシャルドネ種。不滅の名声を得た地域です。シャブリと言っても様々なワインがあり、一言で辛口だけでは言い表せない地域になっています。