オー・ボワ・ダリエという1987年植樹の区画のブドウで造られるワイン。
手摘みで収穫後に優しく圧搾、大樽で熟成(新樽率10~15%)
輝きのある澄んだイエローの色合い、白桃や花梨、リンゴの蜜やオレンジなどのアロマが広がります。
バター、蜂蜜、アーモンドなどコクを感じさせるニュアンスもあり、魅惑的な香りです。
アタックからしっかりと果実の凝縮感が感じられ、たっぷりと口中を満たしていきます。
密度の高いまろやかな口当たりから、後半にかけて引き締まった酸とミネラル感のアクセントがあり、エレガントなフィニッシュへ。
マコネ地区ならではの親しみ、ブルゴーニュワインとしての品格を兼ね備えた満足度の高い逸品です。
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コルディエ / Cordier
ボーヌのグランクリュをも凌駕するほどの逸品を生み出すマコネ屈指の生産者。
1930年代に創業されたコルディエ。
マコネ地区の老舗であり、ブルゴーニュ・ワイン専門誌『ブルゴーニュ・オジュルデュイ』で、2005年のブルゴーニュNo.1のヴィニュロンに選ばれるなど、その名は広く知られたドメーヌです。ラフォン、ルフレーヴを始め、近年マコネ地区に注目し生産を開始したブルゴーニュ屈指の生産者でさえも、教えを請いに彼の元を訪れるほどです。
マコネの細やかなテロワールを表現することに注力している彼のワインは、ブドウが最良の状態に熟成するまで収穫を遅らせるため完熟した味わいが特徴的です。
低収量のブドウから生み出されるワインは、コート・ド・ボーヌのグランクリュをも凌駕するほどの逸品。マコネのふくよかな味わいに、完熟したブドウと美しい酸とのバランスが取れた逸品を造り出すマコネ屈指のドメーヌです。
リュット・レゾネで、自然酵母を用いてアルコール発酵させます。
マロラクティック発酵と熟成は澱引きせずに行い、清澄はしませんが、軽くフィルターを掛けます。2013年には重力式のフロー構造を持ったワイナリーに刷新し、最新の空気圧式プレスや特注の350Lバリック、ブルゴーニュ初となるバトナージュ機能を持った木製の発酵槽を導入するなど、更なるクオリティーの向上に努めています。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
マコン / Macon
ブルゴーニュの南らしい厚みのある白ワインが生まれる産地
マコネ地区のほぼ全域で造られるレジョナルのA.O.Cがマコンにあたります。
さらに、規定条件に従って生産されたワインは、マコンの後ろにコミューン名を記載できます。白は26コミューン、赤・ロゼは20コミューンあり、マコン・ヴィラージュは白ワインのみ認められています。日照に恵まれた力強いワインが生まれる産地です。