2019年に100年目を迎え、さらなるマルサネ・ロゼを造り続けるドメーヌの看板ワイン。
ピノ・ノワールがこの村の紛れもない未来であると確信したブルーノの祖父ジョセフ クレールは、ピノ・ノワールの可能性を広めるための新しい戦略としてロゼを造り始めた。
フルーティな香りをもち、フレッシュさが感じられる一方、酒質はしっかりしており、鶏のローストやジャンボン・ペルシエと合わせてもよい。
サービス温度は10~12度が理想的。
※インポーター資料抜粋より。
ブリュノ・クレール / Bruno Clair
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年2つ星生産者。伝統のマルサネ・ロゼは健在。
祖父でマルサネ・ロゼの生みの親ジョゼフが死去し、その相続を巡って一族で争いがあり、所有畑を十分に受け継ぐことが出来なかった苦労人のブリュノ・クレール氏。
79年に自分の名を冠するドメーヌを立ち上げて、両親や兄弟の持ち畑を統合してドメーヌ・ブリュノ・クレールを強化。
90年代に入ってさらに畑を増やし、現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模にまで発展しています。現在、当主の二人の息子エデュアールが2010年から、続いて長女のマルゴ、次男アルチュールが2018年に参画。
エデュアールは畑、醸造作業を、マルゴは畑仕事にも関わりながら主にシッピング担当、アルチュールはセラー責任者と畑での仕事を兄エデュアールと管理している。畑では化学薬品は使用せず、オーガニック肥料(堆肥)を使用。
パーセル全体でビオロジック栽培を採用。
手摘みで収穫されたブドウは部分的に除梗(0?10%)していたが、ヴィンテージによって異なるものの、 長男エデュアールが加わってから、ここ数年のヴィンテージでは徐々に全房を使用した醸造を行っています。(約30%)28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、どうしてもどこかが手薄になるものだが、ブリュノ・クレールの偉大さはどのアペラシオンも完璧に仕上げられていること。
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- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
マルサネ / Marsannay
コート・ド・ニュイ最北の村名アペラシオンです。
ブルゴーニュのコミュナル以上で、唯一、赤・白・ロゼを造り出すA.O.Cで、特にロゼは有名です。
530年ごろにはこの地でぶどう栽培されていた地域で、シュノーヴ村、マルサネ・ラ・コート村、クシェ村の3村の標高は260~320mの真東向きの斜面に広がるが、かなり緩やか斜面です。
北部の土壌が石灰岩を母岩とし、表面は粘土質と泥土質。扇状地は砂利質、南部は石灰岩と泥灰岩が母岩です。
グラン・クリュはありませんが、赤ワインを中心にロゼの生産地としても日本でも有名です。
ワインの色合いも濃く、口当たりはしなやかだがタンニンは強く、様々な味が広がり余韻も長いのが特徴です。